あともうちょっと時間が経てば第4話も放送されるのに、今頃第3話を書いている。(遅いよ(^^;))

同棲生活もマンネリ化し、はっきりその場で文句を言えない郁哉(ふみや)が律(りつ)に対してちょっとしたことをきっかけにキレて別れを切り出し、飛び出した律は帰ってこなかった。自転車にぶつかられて頭を打ち、入院していたのだ。特別なケガはないものの、律は郁哉に関することだけ(そんな都合よく?(・_・;))記憶をなくしていた。郁哉はルームメイトと自己申告して律を連れ帰り、面倒をみる。郁哉は律に自分たちが恋人関係だったことは伏せて、もういちどやり直そうとする。律の弟はそれはフェアじゃないというが、郁哉は二人で写った写真をしまうなど、二人の痕跡を隠してしまった。

部分的に記憶をなくした律(本田響矢)は、やはり不安なのか、わがままというよりはおとなしい。声も柔らかくゆっくりめな話し方で、郁哉が何かしてくれると「ありがと」とすぐお礼を言う。郁哉はふだんそうしてほしかったのに、記憶をなくしたら他人行儀というかそういう律になった。郁哉(鈴木康介)は前からだろうがついお世話してしまう性質で、料理などは主に彼の仕事。それにしても、ベッドがひとつしかない家でルームシェアって、変でしょ。( ̄▽ ̄;)郁哉がソファで寝てるけど、いつまでしらを切れると思ってるの?

律は郁哉に自分がいつもいっていた商店街や行きつけのお店などに連れて行ってほしいと頼む。自分のなくした記憶を手繰り寄せたいのだ。当然の気持ちだよね。そうやって一緒に歩いているうち、郁哉の方には思い出がいっぱい残っているから、初めて出会ったときの律にときめいたことなどが蘇って、切なくなってくる。一方律の方は、優しい郁哉に「スーツ似合いそうだね」「やさしいからもてるでしょ」「だから勘違いされそうだね」などと言う。あたかも「俺が勘違いしそうだよ」と思っているようだ。二人とも、「両片思い」状態じゃない。うーん、ムズムズする。(-_-;)

律の携帯に着信があり、律はすっかり忘れていたが、週末に景勝地の貸別荘を予約していたとリマインドされた。一緒に行ってくれる?と請われ、郁哉と出かけることにする。しかしその別荘は、実は以前郁哉と律がふたりきりで旅をした思い出の場所だった。・・・・ここまでが第二話。律が誰と行こうと思って予約したのかはわからないが、律も郁哉との関係を修復しようと思っていたのだろうか。(ていうか予約した時は郁哉はまだキレてなかったはず)ちなみに律は郁哉と違い、「言ってくれなければわからないよ」という性質である。

別荘の場所は山中湖のようだ。「空気がうまいなあ」と6回も言った郁哉。(^^;)寒そうだが確かに空気が清浄そう。

いろいろ迷惑かけてごめんねという律に、俺は今めっちゃ楽しいよとほっぺをムニっとつかむ郁哉。ん―可愛い。(^_^)

 

 

たどり着いた別荘。「ここだよ、ここ」と郁哉。

 

うん、いい感じの建物。この作品ではロケハンがなかなか。素敵な外装・内装の建築物と、冬らしいやわらかな光。それらもストーリーの重要な要素に思える。屋内はちょっと薄暗いけど、全体にノスタルジックで詩情が感じられる。

前にこの別荘に来たのは夏だったらしい。郁哉が商店街の抽選でひき当てた(?)と。

お散歩に行った二人、以前は「白鳥がいない」と律は不満げだったらしい。おまけに大雨に振り込められたそうだ。焚火ををしたがった律だが、雨でできなかった。それらを郁哉は昨日のことのように鮮明に思い出す。・・・ひとりでそれを抱えるのって、苦しくないかい、郁哉?(´;ω;`)

ゆっくり散歩して、どこかで食事でもと思っていた郁哉に、律は、もしよかったら郁哉君のごはんが食べたいという。遠慮がちにちらっと見る律が可愛くて、郁哉も、じゃあ買い物して帰ろうと言う。にしても郁哉のコート素敵だなあ。

 

郁哉は料理しながらも律の様子をチラ見する。イラストレーターの彼はテーブルで小さなノートになにか描いていた。

「ジャック・フロストだよ。霜の妖精。」思い出すと律は前にもジャック・フロストの絵を描いたことがある。郁哉「意地悪そうだね。」律「いたずら好きだからね。暖かくなると消えちゃうんだ」そんな会話をしたときは未完成な風の粗削りな絵だったが、今のはもっと描きこまれてより綺麗にできていた。まさか春になったら、律が消えたりしないよね?

郁哉はまた思い出す。前に来たときはまだそこまで二人は親密ではなかったらしい。ついソファにかけた律の後ろに腕をまわして、はっとして腕をひっこめた郁哉だったのだ。(下の写真)律はちっとも嫌がっていなかったが。

 

さて、晩餐である。郁哉はなんとローストビーフなぞを作っていた。をいをい。(-_-;)腕に覚えがあるんだね。美味しいと喜ぶ律は、ワインを飲む郁哉に「俺も飲みたい」。「だって律お酒弱いでしょ」と言うも、律のグラスにワインを注いで乾杯。しかしやっぱりこうなるよねえ。(^^;)

 

 

 
うたたねしちゃった律を起こして、庭で焚いていた焚火へと誘う。夏にはできなかった焚火。マシュマロの串刺しをあぶって。「なぜ郁哉君は俺のしたいことがわかるの?」と驚き喜ぶ律。(画面が暗すぎで見られる写真が撮れなかった💦)
焚火があるとはいえすっかり冷えた体をお風呂で温めるよう郁哉に言われた律は、郁哉の冷たい手をとって、一緒に入ろうというが、郁哉は変に意識していてそれができない。そしてサウナで整った律が半裸で涼んでいると、早く服を着るよう促し、パジャマ忘れたと聞くと上にガウンがあるからと郁哉。ベッド一つしかないけど(なんでツインじゃなくてWなのかなあ、初めからカップルむけなのか(^^;))心配しないで、俺ソファで寝るから、という。それじゃ郁哉君が風邪ひいちゃうよ、俺気にしないから一緒に寝ようよと律はいうが、こわばっている郁哉に、気まずそうに、郁哉君が嫌ならと折れる。下の写真はソファの話に驚く律。イラストレーターというわりに上腕二頭筋がくっきりあるじゃない。(;^ω^)
 
でも、思い出す郁哉。前に来たときは、二人ガウンを着て同じベッドに寝たのだ。背中あわせで「もう寝た?」と訊いた郁哉に、「緊張してる。」「そういうことするのかなって期待してた」と答えた律。思わず二人起き上がって、キスをし、律も俺が好きってこと?と確認した。そして、「煽るなよ」「煽ってないよ」「・・・ちょっと我慢できない」「我慢しなくていいよ」そうして二人の初めての恋の夜。

 
(このカップル、本当にキスしてると思う。何回もね。(*^^*))
お風呂を済ませた郁哉は、二階の寝室のドアを開けた。「もう、寝た?」返事はない。戸を閉めて階下に降りる。でも、そっと律は、「起きてるよ」と呟いた。・・・律、まさか記憶戻ってないよね?・・・違うよね、律もまた今の郁哉が好きになったんだよね。
記憶って、甘美なものであっても、覚えている人の方が辛いのだろうか。それとも幸せなのだろうか。
あの夏の夜のあと、二人はキッチンで寄り添っていた。コーヒーを淹れようとする郁哉に後ろから甘えて抱き着く律。
さっきのこと思い出すと恥ずかしい、と。お湯を入れるときは危ないから離れてね、と郁哉。でも、こっちのほうがいいんじゃない?と、向き直って律にキス。そしてお互いに抱きしめあったあの時の記憶。
 

 
記憶の残っている郁哉も寂しいし、欠けてしまった律も寂しいよね。両片思いだなんて、見ているこっちがじれったくて困るわ。早くまた両想いに戻ればいいのに。・・・第4話に続く。なんか、律の元彼が出てくるらしいけど。