井上陽水の「氷の世界」の歌詞を思い出して、「♪まいにーちー吹雪吹雪氷の世界~♬」
と口ずさんでたら、昔の日産セフィーロのCMで「みなさーん、お元気ですかー?」とのたまう陽水さんを思い出した。あのセリフはアドリブだったらしい。案外センスあるかもしれない。
セフィーロって、ゼフュロスとかゼファーとも言い、西風のことなんだよね。ヨーロッパに春をもたらす風で、サンドロ・ボッティチェッリの「春」にも描かれている風の神。彼が来ると地の花が咲くの。あの絵は「ヴィーナスの誕生」とともに花の都フィレンツェのウフィツィ美術館で見た。
でも日本の場合、春の風は東風だ。「東風吹かば 匂い起こせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ」である。(by菅原道真)(大宰府名物梅が枝餅食べたい(^^;))雪に閉ざされていると、そのうち飽き飽きしてきて梅の花が見たくなるが、こちらでは2月どころか、梅もほとんど桜と同時(4月中旬)くらいに花開く。北国の春は一度に花盛りになるのだ。ちなみにこちらで最も早く咲くのは、レンギョウ、マンサク、フクジュソウとかの黄色い花とフキノトウかな。
画像検索したらあったので掲載(著作権はOKだと思うんだけど(・_・;))
文字が見づらいが、左からマーキュリー、三美神、キューピッドとヴィーナス、フローラ、クロリス、ゼフュロスだと思う。ゼフュロスが恋したニンフのクロリスに花を咲かせる力を授けたらしい。それで口から花がこぼれているそうだ。その隣のフローラは花の女神だけど、クロリスののちの姿だそうな。時制を無視しているのはまあ神話の絵だからね。(^^;)
今回の寒波は、最大級の寒波とか、凍えないように注意をとか、不要不急の外出はしないようにとか、いろいろ脅かされたけど、まあなんとかちゃんと通勤しているから我々雪国人は強い。ここでは雪の量は大したことはないので除雪車もあまり稼働していないようだけど、気温が低くて融雪剤は撒いているようだ。今朝は最低気温がー8℃だったらしい。出勤のため車に乗ったら、パネルには-7℃と表示されていた。車のドアが(凍り付いて)開けにくい。以前は冬の間だけバスと電車を乗り継いで通勤したこともあったが、寒い中歩くのも辛いし、最近は電車も安全のためにむしろ前もって運転をやめてしまうことや、少し風が強いと止まることがままあるので、自分で覚悟して運転していくしかない。昨日の帰りと今日の朝の地吹雪は凄かった。気温が低いので雪がサラサラで、風に盛大に舞ってしまうのだ。この時期は、朝出勤して仕事して、帰ってご飯食べたらもう寝てしまう。不要不急って言うけどさ、できるもんなら仕事になんか行かないで冬ごもりしたいぞ。(;´・ω・)いや、できるもんならムーミンみたいに冬眠したい。こたつむりになりたい。( ̄▽ ̄;)
とまれ、皆さんお気をつけて、なるべくあったかく冬を乗り切りましょう。