先日返却したGEOから借りたDVDに、少女漫画の恋愛ものが原作らしいのが1枚あって、それが「一礼して、キス」だった。題名からして武道系の終わりの儀式(挨拶)後にキスしたのかなと想像したが、弓道(和弓)の部活だった。和弓は部活でやっていたという人が身近に数人いて(でも応援にいったことはない(^^;))、また精神力が重んじられる印象で好ましい。
昨夏アニメ「ツルネ」(弦音)の劇場版が公開されるのを機に、FODでテレビ放映したツルネを全話見た。劇場公開版はそのツルネの内容+前日譚のような内容らしいので、見たいものがほかにも目白押しだったため劇場では見なかったが、こんどまた新しいツルネ劇場版が制作されているらしい。今度はいけるかな。
弓道をやる人は、女子も凛として素敵だし、男子も背筋まっすぐで不動な精神力があり「そう」で格好いい。前にもちらっと書いたが、タクミくんシリーズでは高林泉の彼氏の吉沢道夫(弓道部エース)が私のタイプのひとつだ。(えーと、ひとつというのは、気が多くて絞れないから(;^ω^))。まじめで優しいし、泉が嫉妬のため託生を傷つけようとしたときに、いち早く泉をとめて、謝りなさいと叱ってくれた。かと思えばバイクで長距離をかけて泉の家まで迎えにきてくれるしね。(最近読んだ「同級生」の草壁もバイクのライダーでいい感じ(^-^))
 
おっと、続く内容が薄いのを見越して((-_-;))前置きが長くなった。(^^;)
 
 

原作を読んでいる人にはいろいろ歯がゆい文章だろうけど、このさいスミマセンということで。

このキャストは、中尾暢樹君と池田エライザちゃん。「ちゃん」と言うべきか「さん」にすべきか。

今の彼女は「祈りのカルテ」ではきりっとした研修医役を演じていて様になっていたが、この作品のときはちょっと可愛らしすぎていた。初々しいという表現にしておこう。対する彼氏中尾君も、役柄が独特の癖のある人物だからか、やはりまだ駆け出しだったのか、ちょっと今とは違っていた。今は、「壁こじ」のイッセイとか「腐男子・・・」のサラリーマンとか見ていると、それなりだと思う。ただ、私、中尾君をみるとついつい顔を見つめちゃうんだよね、特に目を。凄いファンとまではいかないけれど、なぜか目を離しにくいのだ。(^^;)

 

ストーリー(うろ覚え);高校弓道部3年生で女子の部長であるエライザちゃん(役の名前わすれちゃったわ(;´Д`))を、2年生でそれほど熱心に部活に来ない三神(みかみ)くんが実は前からずっと見ていて、ある日彼女のフォームの乱れを教えて直してくれるところから始まる。すると彼女の射はちゃんと的に当たるのだった。部内では三神は気まぐれで不熱心に思われているが、実は親友の由木(ゆき)がかなり重い病気で入院中で、やりたくても弓道のできない彼の代わりに三神は弓道をやっているのだった。彼女はある日公園の道を歩きながら涙をながしていた三神を見かけ、気にかかる。

その後、ほとんどの3年生が受験のために部活を引退したあとなのに、引き継いだ2年生の三神が彼女も次の試合に出ると言って勝手にエントリーしたので、彼女が道場に(文句を言いに)いくと、周りに誰もいないのをいいことに三神は彼女にキスをして、試合に出ないともっと云々といって押し倒して脅し、結局彼女は試合に出ることになった。・・・もうここでおばちゃんはワカラナイ。なんでこーなるの?いきなりのキスも(三神君よ、気持ちはわかるが段階踏んでないダロ)、そんなことされて彼女が怒らないのも、わからない。彼女が三神君を好きだからなら納得するけど。まあそうなんだろうけど。しかしこの脚本とこのときの彼女の演技力ではわっかりましぇん。(;´Д`)っ脚本のせい?原作どうなんだろうな。彼はまじめで不器用な彼女が熱心に個人練習をしていたところを見て好ましく思っていたらしいのだが。

 

やっぱり弓を引く姿は美しい。(「セブンデイズ」のジェームズ山田くんもかっこよかった。)

次の試合は好成績で終わった。そして二人は付き合うようになった。彼氏としての三神は、受験のお守りをくれたり、帰りに送ってくれたり、割といい感じなのだが、両親はドイツにいて自分はおじ夫婦と日本に暮らし、なんだか家庭環境は複雑みたいだし、つい自分の思うほうへと強引に彼女を誘導してしまうのだが、そのことで自己嫌悪に陥るなど、めんどくささをこじらせている。そんな彼にふりまわされる彼女。父(眞島秀和)が急に帰国して、ドイツに誘うが、彼は断る。三神の強引なやりかたは父譲りらしく、それで反発しているようだ。うーん、説明が足りてない。(-_-;)

彼は、あらためて、先輩の弓のひきかたをやって見せてください。何を考えながらひいているのか、教えてください、と言う。

 

 

そして公園で彼女から弓を引くときの一連の所作とそのときの気持ちを聞くと、これで先輩の弓は僕の中に入ったから、別れましょうという。ええー?(@_@)なんで?

 

さて、彼女は大学でも弓道部に所属しているが、そこの先輩が、三神が今弓を引いているときのフォームの動画を彼女に見せる。驚くべきことに、それは彼女が弓をひくときのフォームとそっくりだった。それまでの彼のひきかたから全く変えて、そのためらしく弓手の前腕に痛々しく弦傷をつくってまで、そうやってひいている。なぜ?病院をたずね仲良くなった由木に訊くと、あいつは不器用だからそれがあいつの先輩に対する気持ちの表現なんだろうという。

 

試合(地方大会)を見に行くと出身高校は団体戦でも上位入賞し、三神は個人戦決勝でlolの佐藤友祐くん(ドラマシャワー第一弾「ふこキス」でユウヤを演じた子)に勝った。彼女は母校の道場に行き、そこにいた三神と対峙する。三神は、弓で勝負しましょう、俺が勝ったら本当にさよならです、と言って、二人並んで交互に弓を射る。

 

 

息詰まるような試合だが、彼の射はほぼ真ん中の円に刺さり、彼女の矢も的の中に納まっている。しかし、彼女が自分の3射めが終わってから、彼に大好きだと気持ちを語っていたためか、4射めは彼が的を外した。続く彼女の4射めは、しっかり真ん中を射とめた。(私語で集中を途切れさせるのって、反則じゃないの?(^^;))

試合終了。厳かに終わりの所作をして、一礼。でもやっと素直になれた二人は、お互い歩み寄ってキスするのだった。やれやれ・・・・。( ̄▽ ̄;) もう、こじらせすぎなんですけど。

 

イッセイ(「壁こじ」のシャイニースマイルの風間一星)のアクスタ、申し込んでしまったんだよねえ、私。アクスタを注文したのは初めて。できればちょんまげ結びの猫屋敷君(松岡広大くん)とイッセイのペアが欲しかったけど、別々にそろえなきゃならなくて、計4個になったらもてあますだろうからイッセイの2個だけにした。

 

 

そして、中尾君にちょっと似た感じの人を最近思い出したのだ。じゃーん。

 

 

似てないかなあ?(^^;)もちろん、坂本教授じゃなくて、デビッド・ボウイのほうだけど。

もしかしてこれ、おあとがよろしいようで・・・というオチに受け取られてしまうのかな?