コロナに罹患したにもかかわらず、第7話のブログをあげたい一心で((^^;)?)回復してきた私、凄い。(;'∀') ・・・アホか。
 
そしてさっさと5月12日発売の円盤を申し込んだ。(;^ω^)・・・熱に浮かされたわけではありません、前から決めてたことでして。
以下、まじめに(粗くない)あらすじと感想を。
 
 
朝になっても、熱は下がりきらなかった。満がリビングダイニングに降りてくると、浩一が水の瓶が並んだ棚の前にいるのに、父(松村雄基)が普通にカウンターテーブルでコーヒーを飲んでいた。
「熱か?まだ下がっていないようだな。今日は休みなさい。」バナナとヨーグルトを差し出し「食べられたらでいい」やっぱり父親なんだなあ。青海先生、いつもそんなベストとタイを身に着けてるのかなあ?内科と違って外科医はラフな人が多いけどね、立場が違うからかな。そして、「昨夜、誰か来てたか?」と尋ねられ、ちょっとぎょっとして、「浩一が来てた」「そうか」。辛くなったら電話しなさいと、出勤していった。
 

みっちゃんのお父さんはカッコいいなあと浩一。浩一は前に満が将来外科医になることを勧めていた。賢いし器用だし、向いてると思うよと。満は、浩一が周りから忘れられないようにと、一人で学校に行かせた。一人で暇を持て余した満が見るのは、浩一の写真だ。

 

 
と、玄関チャイムが鳴った。浩一かと飛んでいくと、そこにいたのは鏡屋寿美子、すみちゃん(大友花恋)だった。家が神社で霊感のある彼女は言う。うん、いい家だ。お父さんが職業柄いろいろ連れ帰っているんじゃないかと思ったけど、これくらいきれいなら大丈夫、悪いものを寄せ付けない。(私だと落ち着かないくらい、きれいに整いすぎてる家だけどね(-_-;))
 

 
すみちゃんは、満に大事なことを伝えに来たのだ。浩一が2時間目の途中で抜け出したこと、そのことにクラスで5人くらいしか気づかなかったこと、浩一に朝こう訊かれたこと。みっちゃんは鬼の俺がそばにいるせいで具合が悪くなるのか?と。即座には否定できなかったとすみちゃん。忘れられていく浩一が受けたショックを思い、心を痛めながら、人の生気を吸うなんてこと、浩一にはできるわけがないと満。
 
 
すみちゃんは、今ならわかる、山田君は青海君の差し出すエモーションのような力で動いている、だから山田君にそれは違うって伝えて、と。単に生気が要るだけならクラス中にそれはあるのに、青海君のそばでないと彼は私にすらくっきり見えないのだと。満は、はっとした。「俺が望んだんだ。昨日と何ひとつ変わらない日々を」・・・やっぱりそうなんだね、みっちゃん、やっと認めたね。
 
 
じゃあ、俺が浩一の存在を願ってそばにいる限り、あいつは今のままでいられるのか?という望みを、すみちゃんはあっさり否定した。山田くんの周りだけ時間を止めるような神業に、どれだけの膨大なエネルギーが必要なのか見当もつかない、限界は遠くないはず。思念だけならまだしも。満は前のめりになってきいた。思念だけなら残るのか?体はなくても、思念だけなら浩一はずっと俺のそばにいられるのか?
 

 
すみちゃんは吸い込まれそうなきれいな目で、辛そうに答えてくれた。そうするには、生者と完全に縁を切って、死者と共に生きていくしかない。そうしたら青海君は死人と同じことになる。そんなこと、山田君が望むだろうか。・・・浩一がそんなこと望むわけがない。不可能だと満だってわかっているのだ。
 
 
浩一が心配で電話をかけても浩一は出ないし家にもいない。満は熱も下がり、夜の中へ浩一を探しに出ていた。そこへ、公衆電話からの着信。浩一からだった。バックに、医師の呼び出しアナウンスが聞こえる。このへんで救急をやってるのはうちの病院だ、そこを動くなよ、と満は走り出した。一人にして悪かった、浩一。ちなみに浩一の携帯は、事故の時壊れてしまったらしい。
浩一は赤ちゃんの鳴き声の聞こえる産婦人科病棟の廊下にいた。ここにいると体が楽なんだ、と浩一。赤ちゃんがすごく生命力を発散しているから元気をもらえるらしい。お前にはもうすぐ生命力いっぱいの弟か妹が生れるだろう、というと、会いたいな、間に合えばいいけど、と不安そう。ツンデレの満、「間に合うってなんだよ」。看護師に(また浩一無視で)分娩まちの家族として声をかけられたが、浩一は、見えないとたまに便利なんだよ、どこにでも立ち入れるし、と満の頬にちゅっとキスして、飛びのいた満に笑う。
 
 
そこに、「にいちゃん!?」と、浩一の幼い弟、湊が走ってきた。妹の渚もお父さんも来た。どうしてここだってわかった?賢い満は、はっと気づいた。あのアナウンス!おばさんは今分娩室にいます!急に産気づいたがかかりつけの産科が何かで手いっぱいで、ここに急遽搬送されたのだろう。
付き合って待っていると、日づけが回ってから看護師がそっと呼びに来た。ちびさんたちを起こさず、先に会いに行こうとお父さん。最初に生まれた子を抱くのはうちの長男だとお母さんが言っていたと。満も誘われた。(原作を知ってるから、そのお母さん&お父さんの愛情に、泣ける私)この二人に育てられたからの、この浩一なんだろうなあ。
 

 
 

 
赤ちゃん、かわいい。確かに、生き生きした幸せのオーラを放っている。人の助けを借りなければ絶対生きていけないか弱い生き物のはずなのに、この赤ちゃんパワーって凄い。俺も浩一も、生まれた時はこうだったのだろうか。あらためて、愛されて手をかけてもらって育ってきたんだなと思いいたる満。生まれたての妹を抱っこして、喜んでいる浩一も可愛い。
 
ちびさんたちも来て、幸せな聖家族みたいな山田家の人たちを見て、涙ぐむ満。赤ちゃんのおかげで満には浩一が光って見える。私もうるっとする。(´;ω;`)
 
 
離れて待っていると浩一が来て、俺もう帰るからみっちゃんちに泊めて、と。こんなときくらい家族といろよ、というと、「みっちゃんといたい。多分もう時間がない。」なんでだよ、お前今みんなに見えてたろ。うん、赤ちゃんパワーでね。でもあんま続かないと思う。なんとなくわかる、自分の体だし。俺はラッキーだったんだよ。こんなアディショナルタイム、普通ないじゃん。でも俺はみっちゃんと過ごせた。妹にも会えた。
 
 
「満!」突然現れた満の父。何してる、熱は下がったのか?うん、下がった、そして浩一をどういおうか迷ったが、父の方から「きみは、山田浩一君?」と訊かれた。見えてるんだ。浩一が今この病院で妹が生れたことを報告すると、それはおめでとう、あとでご挨拶に伺うよと。「二人は仲がいいんだな。」今から緊急オペだから、帰りは明日朝になると言って去っていった。
 

 
やっぱりカッコいいよな、みっちゃんのお父さん。みっちゃんも、大人になったらあんなふうかな。屈託のない顔をして満をみる浩一には、そのときの満をこの世で見届けることはできないのだろうが、そんな愁いは感じられない。むしろ、満の表情が変わった。「うち、行くぞ。」
「え、いいの?」「いいけど、覚悟しろよ」「え?」「するからな。」
 
 
決意したような満の後ろをなんとなく神妙な面持ちでついてくる浩一。そして今夜はちょうど二人きりになる満の家で、忘れられない夜になりそうだ。
 
 
これは原作ではこうなっている(少し略すけど)。≪・・・俺はみっちゃんと過ごせた。妹にも会えた。あとはさ、ありきたりだけど、みっちゃんが幸せになってくれたらいいなって。・・・どうやって?お前がいないのに、どうやって?・・・「泊まるなら、覚悟しろよ。」「え?」
目をそらして、補足する。セックスするからな、覚悟しろよと。≫
もう時間がないことを自覚して、満との蜜月にピリオドを打とうとする浩一と、こちらもまたいつまでも浩一をひきとめてはおけないと、寂しさ哀しさを全て受け止める覚悟を固めようとしている満。昨日と何一つ変わらない日々なんてないのだ。押しとどめたくても時は流れ、刻一刻と生命も変化していく。その中に、生まれるものも、受け継がれるものもあるのだ。
 
 
そしてこれが、公式サイト#8話のあらすじから借りてきた写真。
 
尊い。(-人ー)
今、物販サイトでブロマイドやアクスタが予約受付中だけど、トレカの写真でnow printingとある写真って、まさかこれ?(^^;)ていうかまだ公になってない第8話からの写真なんだろうね。次はいよいよ第8話で最終回。原作ではしっかり初めてのラブシーンがかかれていて、一時も離れたくないから、二人で一枚の毛布を巻いて家の中を移動するところなんか今思い出してもうるっとするけど、監督はどうされるんでしょう?大事なことは大事だけど、おそらくさらっと流すよね。(「窮鼠はチーズの夢を見る」じゃないんだから。あちらは映画で、こちらは深夜とはいえ地上波だし、大人VS高校生の初恋で原作そのもののイメージが違うのだし。)それにしても、あの予告動画の、「みっちゃん、しよ。」ああ浩一可愛い。(´;ω;`)
朝になって、満がお父さんとしみじみ話すシーン、必要だものね。
できれば、今回の文庫に書きおろされた20年後(現在)のシーンも欲しいものね。
心して第8話最終回を待ちます。