大きなホームセンター(従業員のエプロンには島忠ホームとある(^^;))の副店長の裕次郎(香取慎吾)には、コールセンターに勤める妻日和(ひより・岸井ゆきの)がいる。日々筋トレに励む裕次郎と日和のマンションには、フクロウのチャーリー。子供はいない。二人は表面上仲良く暮らしていると思われたが、実は2年レスである。そして、店の休憩時間に、マリッジブルーになった同僚(井之脇海)と話していると、同僚の余貴美子が「旦那デスノート」のことを二人に教えた。(彼女が読んでいたコミックは、「抱かれたい男ナンバーワンに脅されています」だった!しっかりチェックしちゃった(^^;))それは、妻たちの鬱憤が吐き出されたSNSで、彼女は実名で投稿していたが、中でも人気のある投稿者は、チャーリーというハンドルネームだった。「うん?」と気づいた裕次郎がチャーリーの投稿過去ログを辿ると、読めば読むほど自分のことが当てはまる。「えええ!?」
ソファの隙間に挟まった片っぽ靴下が超臭くて窒息するとか、マウスのミンチを食事に入れてやろうかとか。(@_@)マウスのミンチ!?そんなものが家庭の冷凍庫に?しかしそれはチャーリー用だった。フクロウを飼っている家ではそういうの普通なのか?私も昔心ならずもモルモットを虐めたけれど、素手でマウスは持ちたくないし(;´Д`)、冷凍庫にあんなの入れたくない。それから妻の様子を観察しはじめる裕次郎。
日和は、出版社から、この投稿を集めてほかの投稿者のものとともに本を出版しないかともちかけられる。話をふってきた編集者は独身だが(結婚に夢をもてないので)わざと結婚指輪をはめていると。ほかの投稿者たちとの会合は、凄まじかった。旦那の欠点を肴にまあもりあがること。(;^_^A
わからなくもない。日和は、匿名であれこれ毒を吐くことで、夫婦生活を平穏に保ってきたのだ。特にひっかかったのは、流産した自分に対する夫の向き合い方だった。でも、彼女も裕次郎も、お互いに真摯に向き合うことを避けてきて、そのために膿がたまりにたまっていた。裕次郎の母が訪ねてきて次の妊娠を迫ったのをきっかけに、ついに家出してしまう日和。
さて二人は夫婦の危機をどう乗り越えるのか。監督・脚本は、「台風家族」の市井昌秀。
あははと笑いながらも、結構身につまされた。岸井ゆきのはやっぱりいい俳優だ。(慎吾ちゃんもね)。脇をかためるバイプレーヤーたちも良かった。そして、内容にあまり関係ないけど、プロデューサーに飯島三智さんの名前があり、そういえばSABAKANのエンドロールにも名前があったなあと思った。チャーリーの鳴き声って、結構可愛かった。(でもマウスは厭~!)
そのほか:10月公開映画
「スペンサー」(ダイアナのことを描いたもので2021制作の映画)って、今月じゃないのかしら?「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」は、朝の情報番組で見たが、こっちではまだ上映予定はない。
「貞子」は、私が積極的にホラーを見ないから抜け落ちていた。