8月18日から、第3弾の「高良くんと天城くん」が始まった。
第2弾「先輩、断じて恋では!」は、なんとなく物足りない終わり方だったが、まずまずハッピーエンド、といおうかこれから始まることが確定!という雰囲気だったのでよしとしよう。(^^;)
「高良くん・・・」の原作は、はじめYouTubeでなんとなく目にしていた。音声付きの漫画という形で、先に同じ作者「はなげのまい」さんの「兄貴の友達」を見ていて、その後これに行きついた。「兄貴の友達」と「高良くんと天城くん」は、ほとんど同じような舞台で進行している。千葉県のとある高校。兄貴というのが高良君らの同期生か同級生か、そんな感じで、その子の友人の一人が、その弟と付き合うのだ。まあそれは置いておいて。
原作は既に3冊の単行本として発売されているが、完結はしていない。私は「ダ・ヴィンチ」ホームページの不定期更新で読んでいる。現在の最新漫画は第40号となっている。(バックナンバーが1号から読めます)
下は主演の二人。どっちもジャニーズ事務所所属。左が高良瞬で右が天城太一。
ドラマはまず、高良と天城がちょっと険悪なムードになっているところから始まる。こういった場面は、原作のはじめの方には出てこないから、脚本では時間軸をずらしていて、ここからふり帰るかたちで二人のなれそめを描いている。
クラスの「1軍」と呼ばれるグループにいる高良は、見た目が良いほう(雰囲気イケメン)で、ちょっとぶっきらぼうである。同じクラスの天城は、地味目グループだが、華奢で明るく小動物的なかわいらしさを持っている。二人はいつもつるんでいるグループが違うため、あまり言葉を交わすことがないが、同じ委員会(どうも全員どれかに属さなければならないらしい)なので、放課後に共に草取りなどしている。それくらいしか二人の共通点はないように見えるが、実は高良は天城のことが気になっていて、天城と同じ委員会に決めたらしい。
天城ら3人が談笑しているところをチラ見しながら通り過ぎる高良。おはようも言えてない。そんな気弱なタイプではないのだが。
ある日、天城が委員会の先輩に、カラオケに行こうと誘われてちょっと困っていた。ちょうど来た高良は、先輩に意見して結果追い払う形になった。下は、そのあと「今度から気をつけて上手くかわしなね」という高良。
その後二人は一緒に草取りをし、そのとき会話の中で、ふと天城は高良に「好きだな」と言ってしまう。
「俺のことが好きなの?」「そういう目で見てたっぽい。」「・・・じゃあ、付き合うか」
コクンと小さく頷く天城。天城は、告白と同時に恋心を自覚した。(高良のほうが実は気になるのが早かったのだろうが)(^^;)といっても、その後特になにもしない二人だった。
同じ教室の中で、気になって高良をつい見てしまう天城。「何?」と訊かれても、「何にも。」。
お互いにいつもの仲間同士で歩いていて、たまたますれ違ったのに声をかけられずに見送る高良。まったく何やってんだか。(-_-;)
「俺たち、ほんとに付き合ってんのかな?」と思う天城。まだ好きだって言ってもらってないし。そして後輩の女子に告白されている高良に遭遇し、壁にかくれて見守る。(この学校、謎に鏡多くない?)(・_・;)アピールする女子に高良は、付き合っている人は現在いないが、そういうの面倒くさいから付き合う気はないと断る。
彼がOKしなかったことにほっとはしたが、今付き合っている人がいないなんて、「オイッ」と思う天城。一方高良は、天城を大事に思っていたので、むしろ触れずにそっと飾っておきたい気持ちだったらしい。
雨の日の教室に二人だけで、切ないシーン。映像もきれい。原作は全体にゆるふわで、あまりドラマチックでもロマンチックでもないんだけど、( ̄▽ ̄;)このドラマはもうちょっとそれよりキュンキュン仕立てになってるかな?(*^^*)
主人公たち、とくに天城役の織山君がすごくかわいい。原作よりももっとフェアリーぽい。高良役は、私的にはちょっとイメージと違ったけど、でも合っている。香取がちょっとおっちゃんぽいけど、むしろそこが合っているのかな。(^^;)
高良は言葉がいつも少し足りなくて、天城はなかなか言いたいことが言えず、自分のなかで気持ちを収めようとする自己完結タイプ。そこがじれったいけどこの作品のポイントでもあるのだ。
これからどう展開させるのか、原作にどれだけ寄せるのか(特にまだ連載中なこともあり)わからないので、あらすじと見た目の話になってしまったが、この先が楽しみである。