いつのまにかもう6月2日。
5月も多かったけど、6月も見たいものがたくさん。
それにしても、「死刑に至る病」がこっちに来ない~。うちの県の映画館のバイヤー(?)は、完全なエンタメ作品しか観客動員できないと思ってるのかなあ?(-_-;)
さて、公開日順に。
まずは、東京オリンピックの記録映画。
河瀬直美監督が撮影したドキュメント。ドキュメントはドラマ以上に監督と編集の意図が重要になるんだろうなあ。先に上映するsideA が、アスリートたちの側から見たオリンピック。のちに上映するsideBが、それを支える側からみたオリンピックだそうだ。真面目な内容のものはむしろ家で寝転んで見たり、途中でとめてトイレに行ったりしながら見たいような気がするが、でも大きなスクリーンで見ると迫力が違うだろうな。
さて、次はお待ちかね「太陽とボレロ」。水谷豊さんの監督作品第3作。
地方都市のアマチュア楽団が経営難から活動停止を決める。オーナーは檀れいさん。町田啓太君がトランペッター。最後の花道として、演奏会を盛大に開こうとするが、指揮者(水谷豊さん)は病気らしい。楽団員の足並みも揃わない。はたしてどうなるのか。
最近プロモーションのために主要キャストのテレビ露出が多い。先日は石丸寛治さんがMCの「題名のない音楽会」に檀さんと水谷さんが出ていた。このときの指揮者が「炎のマエストロ」小林研一郎さん。一般客のいないホールで、彼ら数人だけのために一流オケが演奏。贅沢だ。しかも、檀さんはステージ上で、石丸さんのコーラスを入れてそのオケでアニメ「ベルサイユの薔薇」のテーマを歌った。ぜ、ぜ、贅沢すぎる~。(;´Д`)
とにかくこれは見逃せない。
前にチラシを見た時は、写真ではなくイラストだったが、今は写真入りでもう予告編も映画上映の前に流されている。大学で哲学を教えている小鳥遊雄司は、泳げない。彼は屁理屈をこねて水を避けてきたし、そのほかの現実生活のなんやかやも逃げてきたが、ひょんなことから水泳を習い始め、ジタバタしながらコーチ静香(綾瀬はるか)のもとで現実の水ともリアル生活とも向き合うことになる。原作は、「『弱くても勝てます』開成高校野球部のセオリー」(ドラマ化されたよね?)の高橋秀実氏の同名エッセイ。「舟を編む」の脚本渡辺謙作が、アレンジして脚本・監督をつとめた。見たいけど、もしかして円盤リリース後(の配信)になるかな?
さて、6月17日が凄いのだ。見たいものが4本も公開される。
・妖怪シェアハウス
・メタモルフォーゼの縁側
・バスカヴィル家の犬
・峠
である。なんといっても見る気満々なのは「メタモルフォーゼの縁側」。
原作は、まだ追いついていないけど、kindleで読んでいる。JKと高齢のご婦人、二人の日常が、「どっちもわかる~」な感じで親しみを感じる。(^^;)二人をつなぐものがBLだし。(^^;)
宮本信子さん好きだし。芦田愛菜ちゃんの作品、勉強の邪魔にならないようにしているのかこの頃少ないし。
映画館まで行くかどうかわからないけど、「妖怪シェアハウス。」今ドラマとして放送してるし、以前のバージョンのときも見ていた。ポスタービジュアルからみると、映画に登場するのは今のテレビ放映のキャストたちと被っているから、関連するエピソードなのだろう。ドラマを今期放送開始したときから映画の宣伝してるし。(;´Д`)
妖怪たちのほうが人間よりマシなんじゃないかと思えるときもある。今回ドラマは、「闇落ち」した、もともとは害のない妖怪たちが登場しているので、映画ではその黒幕でも出るのだろうか?そしてそこに見える望月歩くん、「元彼の遺言状」にも出ているが、最近ブレイクしてきたようだ。
「バスカヴィル家の犬」。シャーロック・ホームズのシリーズで昔読んだが、(学校図書館で借りた少年少女文学全集の中だったかもしれないから昔すぎて内容は覚えていない。(;'∀')何度かBBCとかで実写化されNHKで放送されたものも見ていると思うのだが。
ディーン・フジオカと岩田剛典君とでドラマになったのも見ていた。じゃあ今映画化するということは、当時放送されたものでは取り上げなかった原作エピソードだということだろう。
そして、最近気づいたのが「峠」。これも6月17日公開だった。
この原作とこのキャストとこの監督っていったら、もう鉄板だと思う。面白いかどうかはもちろん見る人の趣味によるけど、駄作なわけがない。
我々東北の人間にとっては、戊辰戦争のころ自分の住所地の藩がどう動いたかは、案外今の生活にも影響を及ぼしているものなのだ。人によって濃い薄いの差はあるが、特に年配者からはそういう話をきく。(会津の人は長州の人やものが嫌いとか。(^^;)同じ青森県でも南部領側の人と津軽領側の人とは仲が良くないとか)当県にも、遠く九州の藩から新政府の命により戦いに来て亡くなった兵士の墓があり、毎年法要を行っている。
主人公河井継之助(もちろん演じるのは役所広司さん)は、そんな時代に長岡藩で「奥羽越列藩同盟」を守るべく戦った「最後の侍」として描かれている。その妻は松たか子さん。
旦那を誘って見に行くとすればこれなんだろうけど。(うちの旦那は司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」と、秋山好古・真之兄弟が好きなので)
6月24日公開の、先日カンヌ映画祭コンペティション部門に正式に出品した「ベイビー・ブローカー」は外せない。2冠のうちエキュメニカル審査員賞というのはどうもピンとこないけど、ソン・ガンホが最優秀主演男優賞を受賞した。是枝裕和監督が韓国の俳優たちを起用してつくった作品。
私はいわゆる韓流ドラマ(ヨン様の冬のソナタとかイ・ビョンホンのアイリスとか・・・古いか(^^;)。ならイカゲームとか愛の不時着とか)は見ないのだけど、映画では、「王の男」(イ・ジュンギ好きだった)とか「JSA」とか「トンマッコルへようこそ」とか「シルミド」とか、渋いのは案外見ている。なので前からソン・ガンホはいい俳優だなと思っていた。昨年「パラサイト」を見て、時がたってもあまり昔と変わっていないなあと感じていた。(若い時から老けてた?)(;^ω^)
これは簡単に上映打ち切りにはならないと思うので、見る機会はつくれそうだ。
そして7月1日の「エルビス」も載せておこう。
皆さんご存じエルビス・プレスリー。いや、若い人はご存じないか。
ビートルズやマイケルにも影響を与えたスーパースターだった。早逝したけど。
あの当時、結構ロックスターは急死したからなあ。ジャニス・ジョプリンとかジミ・ヘンドリックスとか。やはりそれに都市伝説(?)はついて回るのか。悪名高いマネージャー役というトム・ハンクスは、珍しく悪役をやるのだろうか。
近年、スターの伝記映画が多いような気がする。フレディのボヘミアン・ラプソディーに始まり、エルトン・ジョンとかジュディ・ガーランドとかアレサ・フランクリンとか・・・あら、結構見てる。(^^;)(^^;)
それらの主演を演じた俳優さんたちは、本当に本人に見えた。素晴らしかった。