GEOで借りたDVD。BLでちょっと調べてみたら富士見二丁目交響楽団シリーズというのがルビー文庫であるらしい。(アマゾンで「ちら読み」できるが)どうも大河ロマンぽく、発行部数もすごいらしい。それを原作とした映画だが、GEOでは1作しか見つけられなかったので、実写は(アニメやドラマCDは調べていないがあるらしい)一作品のみか。私、タクミくんシリーズのような学園ものも好きだけど、楽団やバンドものの作品も好きなのよね。
見たもの全部にブログで感想書かなくても、とは思うけど・・・・。(^^;)
 
都内の某市にはセミプロの市立交響楽団があるが、もう一つ、もっと素人っぽい、もっと予算のない、好きで集まった人たちの楽団がある。それが富士見二丁目交響楽団。創立に関わった喫茶モーツァルトのマスターが徳井優さんで、小柄な体に似合わないコントラバスを弾いていたり、宮川一朗太さんや木下ほうかさん(落語家さん?着物にたすきで楽器を弾いている)など、楽しい面々。第一バイオリンのコンマスは高崎翔太くん演じる守村悠季だが、音大を出ても演奏家としては生活できず、高校の(正採用でない)音楽講師として働いている。彼はフルートの川島さん(銀行勤務)を好きなのだが、何もできずにいて、それなのにすでに彼女に贈る指輪をひそかに用意している内気な人。この楽団には当然というべきだろうが専属指揮者がいない。ところが突然そこに、かのM響(N響のつもり?)のアシスタント指揮者である桐ノ院圭(とうのいんけい)が、専属指揮者としてやってくる。
彼は実は偶然に、公園でバイオリンの練習をしていた守村の音を聞いて、これぞ自分の求めていた音だと思い、どこの楽団員だろうと近所で探していたのだった。で、これは私のほうの「実は」なのだが、キャスト名に「馬場良馬」とあったもんだから、どこに出てくるのかなと目を皿にして・・・というほどでもないけど探していた(^^;)ら、なんとストーリーには何の関係性もない、お巡りさんの役だった。(「馬場りょ」に圭が道をきくのだ)(^^ゞま、セリフあったしいいか。
 
 
こうしてみると、圭役の新井裕介くんは背が高いね。192cmあるそうで、175cm(といっても十分背が高いけど)の高崎くんとはやはり「攻め・受け」関係がすぐ決まってしまう。(;´Д`)そして、担当楽器でいえば、BLの「受け」ってバイオリンのイメージなんだろうか?(タクミと悠季しか知らないけど・・・ん?井上佐智もか?)
 
で、探しても居場所はわからなかったけど「モーツァルト」に立ち寄ったことで、圭は富士見二丁目・・・略称フジミの専属指揮者になり、団員をガンガン指導する。曲はアイネクライネナハトムジーク。しかしコンマスの悠季は彼の「上から」で強引なやりかたについて行けず反発するが、ほかの団員は、圭の言うようにすればだんだん演奏力が上達していくことに喜んで、ついていこうとする。そして川島さんまで圭に熱をあげていることがわかってますます反発する。圭は悠季の音だけではなく彼自身にも惹かれていた。「君はなぜ僕を見ないのか」と圭は悠季に問うが、悠季は見てはいるのだ。しかし、心がちっとも指揮者の圭に向かって開かれていなかった。
 
 
そんな中、川島さんが圭に告白して見事にフラれる。(彼女は立派だ。)その断った理由が自分は女性を愛せないというもの。でもそれがきっかけとなって、あれよあれよという間になんと!圭に彼の部屋(タワマンにある・・・魔の塔みたいだ)に連れていかれた悠季は、タンホイザーの流れる中(><)、圭に力づくでされてしまうのであった。(@_@)
えええ~!ないでしょ、それは。気持ちも通じ合ってないし、悠季はまだ目覚めてないのに。
それじゃレイプだ。
 
とても大きくはできないこの写真。(-_-;)これ、屋内からみて窓に映った像なんですけど。よく撮ったよねえ。・・・え、それはお前だろうって?はい、すみません。m(__)m
しかも、気絶するように寝込んだ悠季が朝目を覚ますと、圭は川島さんに電話して、悠季を傷つけてしまったから、フォローを頼むなどと言っているのだった。それで余計にプライドも気持ちも傷つけられた悠季は、楽団の練習も学校の勤務もしばらくお休みして家に籠った。
指輪なんか、アパート階下の奥さんにあげてしまった。(それって誤解されないのかな?(・。・;)
そんななか、悠季が夢を見るとその中では自分は圭と甘いいいムードで触れ合っているのだった。はっと驚いて、現実と夢の境がわからなくなる。いややっぱり俺は怒ってるんだ!!
 
 
で・・・この(またすみませんね、こんなの載せて^^;)うっとりする感じの綺麗な画像を見て、もしかしてこの監督は金田監督?と思って確認したら、やはり金田敬監督だった。・・・ラブシーン見て監督を当てるって、ああ、いいんでしょうか、私?(-_-;)
 
一方圭はM響のマネージャー?国広富之から、フジミの指揮者をやめるように言われていた。退団届を胸に楽団に顔を出した悠季だったが、また川島さんのおかげで、圭とひとまず和解し、二度と襲わないよう釘を挿して、コンマスを続けることになった。圭もフジミの指揮者を続けることになった。
「寒冷前線コンダクター」のエピソードはこのくらいで終わるが、今後圭と悠季はだんだん心の距離を縮めていって晴れて恋人同士となり、音楽家としてさらに成長していくようだ。このフジミのシリーズは、BLでは最長期間出版され続け、2012に完結してからは外伝が出版されているが、累計400万部売れたそうだ。(@_@)凄い・・・。
 
途中ちらっと出てきた金髪の人、どこかで見たなあと思ったら、バイオリニストのNAOTOさんだった。いえ、フジミのメンバーではありません、もちろん。(^^;)