週報を書かせてはいけない | 昨日よりちょっとだけ名古屋の『はたらく』を『たのしく』する中島敏雄のブログ

昨日よりちょっとだけ名古屋の『はたらく』を『たのしく』する中島敏雄のブログ

世界一なぜ?を繰り返す会社で設計に携わった後、社労士に合格し社員50人から300人に増やす会社の人事をマネージャーとして主導。
コンサル会社移籍後は中小企業の成長に伴走する中島敏雄が、名古屋の『はたらく』を昨日よりちょっとだけ『たのしく』したいブログ。



多くの会社が週報を
書かせていますが

本当は週報って
相当の覚悟が必要な
仕組みです

覚悟が足りない場合
毎週部下の心が
離れていってしまう
恐れさえあります

社外人事部長として
成長に伴走させて
いただいている客先で

週報を基に
上司と部下の
コミュニケーションギャップを
埋めさせていただく
ことがあります。

社長と話をして
感じましたが

どうやら
僕の週報に関する原体験は
かなり恵まれていたようです。

上司は週報に
ポジティブなイメージを
植え付けてくれました。

週報を書けば
「上司が喜んでくれる、
アレを報告したら
上司の役に立てる!
コレを相談したら
上司は助けてくれる!」
そう感じさせてくれました。

おそらく多くの部下を
こんな気持ちにさせる
赤ペン上司とチャレメ部下が
会社を成長させるんです。

40人の社員が、
100人を超えても、
相変わらず上司は
赤ペンで
コメントをくれました。

時には厳しいコメントも
もらいましたが、
大きくて真っ赤な文字が
「週報を書こう!」
と思わせてくれました。

部下が10人になったとき
上司にグチりました。
「コメントって大変ですよね」

「バカやろう!
これが大事なんだ。
100人なんて朝メシ前よ。
500人になっても続けるぞ!」
上司はそういって笑いました。

『週報の書き方が悪い』
『何回言ってもちゃんと書かない』
こんなグチをよく聞きます。 

原因は多くの会社が
週報を惰性で書かせて
しまっていることです。

コメントやフィードバックを
していない
行間を読まない
言いたいことだけ書いている
そんな会社は
少なくありません。

週報は文書だから
気付きにくいけど、
口頭の報告に置き換えると
ヒドい仕打ちに気付きます。

週報の提出
=1週間の仕事を報告

上司が読む
=上司が報告を聞く

コメントしない
=報告に対して言葉をかけない(無視)

口頭の報告だったら、
絶対にやらないのに
週報だと
なぜかやってしまう
んですね。

そんな上司に
週報を書き続けられる
部下ってどれくらい
いるんでしょう?

週報に対する
上司の反応次第で
その効果は

底なしのマイナスにも
無限のプラスにもなりえます

週報へのコメントは
効果が見えにくい仕事です

だけど実は
部下の存在を承認する
大切なメッセージ
上司の腕の見せどころです(^_^)/

(中小企業の成長に伴走する社外人事部長中島敏雄)

※今週の報告事項、16年ぶりのハイスタ。俺たちに『買う』以外の選択肢はありませんでした!ありませんでした!