なぜスモークチーズが日本の残業を減らすのか!! | 昨日よりちょっとだけ名古屋の『はたらく』を『たのしく』する中島敏雄のブログ

昨日よりちょっとだけ名古屋の『はたらく』を『たのしく』する中島敏雄のブログ

世界一なぜ?を繰り返す会社で設計に携わった後、社労士に合格し社員50人から300人に増やす会社の人事をマネージャーとして主導。
コンサル会社移籍後は中小企業の成長に伴走する中島敏雄が、名古屋の『はたらく』を昨日よりちょっとだけ『たのしく』したいブログ。




世の中には2種類の人間がいる
食材をスモークする人間とスモークしない人間だ
また世の中にはもう一つ
残業をする人間と残業をしない人間
という区分もある

日本は残業大国だ
なかなか残業が減らない
そして残念なことに
「燻製」が
残業削減に有効である
という事実は
あまり知られていない

残業を減らすために
強制消灯も効果的だ
昔不夜城と呼ばれたある会社が
「残業がめちゃくちゃ多いわけではない会社」
という称号を手に入れつつある

しかし盲点がある
実は
「家に帰りたくない」
という者は少なくないのだ

消灯後
暗い事務所で一人
画面の明かりを頼りに働く彼を
強制消灯と業務効率化だけで
帰宅させることはできない

外からの働きかけだけでは
決して越えることができない
ハードルがあるのだ

1日上司にネチネチ言われたあと
家でも嫁にブツブツ言われることが分かっているなら
どうして早く家に帰ろうと思えるだろうか?
※念のため言っておくが、我が社のことでも我が家のことでもない

しかし
私はこの問題を
解決する秘策を知っている
そう
「燻製」だ

なぜ「燻製」が日本の社会問題
長時間労働問題の特効薬となりえるのか?
その理由を説明しよう

①上司問題
これは男性にとっては常識だ
女性はぜひこの機会に知っておくといい
この世に
「燻製」の2文字に心を躍らせない
中年男性などいない
また「燻製」の2文字に憧れを抱かない
若者もいない
つまり「燻製」ができる部下は
どんな上司からも
一目置かれることになる
「燻製」しない人生と「燻製」する人生
どちらが働きやすいかは明白である

②嫁問題
なぜ嫁が寛ぐ旦那にイラっとするのか?
答えは簡単である
いそいそと家事をする視界に
ダラダラした旦那が
映り込むからだ
しかし
朝から上司にガミガミ言われ、
お局に1日気を使った企業戦士に
帰宅後のキビキビを求めるのは酷である
※繰り返そう、決して我が社のことではない

だから
「燻製」なのだ
ベランダや庭で
のんびり食材を燻す
薄明りの中
揺らめく煙を眺め
ビールを飲む
嫁の視界に入ることはない
窓ガラスとカーテンが
視覚と聴覚のバリアとなる

出来上がった
スモークチーズと燻玉を
口にした嫁は
サポーターに変わるだろう
旦那の定時帰宅を
楽しみに待つ
記憶の彼方にいた、、、
かもしれない、、、
かわいい嫁に戻る、、、
かもしれない、、、

上司に一目置かれ
控え目に見積もっても
嫁にも邪険にされることはない
「燻製」が
早く家に帰るというハードルを
軽やかに越えていく

そうそう
とても重要なことを
危うく伝え忘れるところだった

燻製にはウズラの卵がベストだ
しかし最初は卵を使うことをお勧めする

なぜなら
嫁がスーパーのチラシ上で
繰り広げる円単位の攻防に
気を配る必要があるからだ

『週末の男の料理』
いいね!が集まり
にんまりする中年男性の横で
嫁が舌打ちする理由は
一つしかない
『躊躇なく高めの食材に手を出す無神経さ』
だ。

ここで同じ失敗を
繰り返してはいけない。
『家計に気を使える旦那』
を確実に演じきる必要がある。

嫁の機嫌を損ねることなく
初回のスモークを終えたら
もう何も恐れることはない

ウズラ卵100個
いや200個をスモークしても
嫁にイラッとされることはないだろう

こうして「燻製」が日本の残業を少しずつ減らしていく

(中島敏雄)