現在、私が取り組んでいるYouTubeについて。 | きいろ日記

きいろ日記

主に目で見て、耳で聞いて、心で感じたことを書いていきます。

まさか40を過ぎて転職するとは思わなかった。
落語は昔から好きだし、よく聴いては練習したものだが、それをYouTubeで解説する日が来るなんて夢にも思わなかった。
スラムダンクを読んだ時、私は感動で泣いてしまったが、井上雄彦先生は、本来のバスケットの方が断然面白いと仰る。
その気持ちがよくわかる。
落語に惚れて、落語家の道も考えた私はYouTubeで着物を着て落語を披露していた。
下手くそだと言われようが、好きこそものの上手なれで、なんとか形にはしてきた。前の職場で落語の枕や、小話や寿限無を披露したこともある。
YouTubeに出演している経緯もあり、カメラの前で何かする事には、若干慣れていた。
じゃあ何をするんだ、と思っていると、スタッフの方から声が掛かった。
「小笠原さんのYouTubeで落語してる奴ありますよね。」
「はい。」
「面白いやん。」
というやり取りでまんじゅうこわいを現代に持ってくる取組みをしようとアイディアを頂いた。最初のうちは編集技術もままならず、メモ帳に書いてパワーディレクターというソフトを真剣に覚えた。
周りのスタッフの方は、非常に協力してくださった。こういうのがやりたいと案を出すと、またアイディアを出してくださったり、ここ、こうした方が面白いんじゃない?とアドバイスをくださったり。時には台本を書いてくださったり。
そうやって試行錯誤する内に、「はじめての落語解説チャンネル」は、作られていった。おが春風亭ドゥーワッチドゥーワッチ寿夫という高座名も気に入っている。本物の落語の凄さを少しでも知って頂こうと始めたチャンネルだが、未だ登録者は増えていない。
伸び代はまだあると思うので、是非この機会にチャンネル登録して欲しいと願う今日この頃なのである。

 

注釈:チャンネルのアイコンは桂米朝師匠書の「楽」という文字で、天満天神繁昌亭にかかっているものです。落語は本来、楽しいものだという桂米朝師匠のお考えで、落語の落という文字に楽を当てられたものだと伺っております。