群馬の介護施設運営「ぐんま厚生会」に破産決定、負債1億円
官報によると、群馬県高崎市に本拠を置く老人介護施設運営の「株式会社ぐんま厚生会」は、3月6日付で前橋地方裁判所高崎支部より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
2009年に設立の同社は、高崎市内にて「ライフケアあしかど」「ライフケアすがや」の名称で有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅・デイサービスの運営を主力に事業を展開していました。一方、施設の賃借料が経営を圧迫したことで、2015年に民事再生法の適用を申請し、2019年に再生手続きが終結しました。
しかし、その後は新型コロナウイルス感染症の影響により新規入居者が大幅に減少したことで、赤字に陥るなど資金繰りが逼迫したため、これ以上の事業継続は困難と判断し今回の措置に至ったようです。
負債総額は約1億5000万円の見通しです。