前回は海軍のクラッシュトラックの記事を紹介しましたが、今回は空軍のクラッシュトラックの様子です。
以前、横田基地の周りを「何か面白い物はないかなぁ」とウロウロとしていたら、消防訓練の施設を見つけ遠くから見ていました。
数年前の様子で、今は周辺が整備されているので容易には見られなくなっています。
大型の輸送機を模した施設と、3階建ての訓練棟があります。
この日は、近くに消防車が集まっていて訓練が始まる前でした。 そして航空機から出火しました。
「ゴオ~ッ」とエンジン音を響かせ、2台のクラッシュトラックが駆けつけてきました。
隊員がホースを延ばし、機内へ放水と救助活動を行っていました。
「Crash-7」は横田基地に配備されていた航空機用化学消防車P23で、このタイプは4台ありましたが現在は「Crash-6、9」の2台となっています。同型車が嘉手納基地にも配備されています。
デトロイトディーゼル8V92TAターボチャージャー575馬力エンジンを搭載し6速ATで、最高速度は72mph(112㎞/h)。0から80㎞/hまで40秒で加速できる性能です。意外と駿足なんです。
放水距離は約75m。ポンプは2000GPM(7600L/m)、水槽は3000GAL(11400L)、泡剤500GAL(2000L)と500ポンド粉末消火剤を積載しています。
以前ブログでも紹介しましたが、「旧Crash7と8」は払下げられて、ヤフーオークションに出ていました。
Crash9、こちらはまだまだ現役です。
訓練の様子を撮ることが出来ました。音声は距離があるので殆ど期待できません。
動画1
消防車が駆けつけ放水
動画2
隊員が近づきホースで消火
動画3
再び、消防車から放水します。
偶然に見ることが出来た訓練の様子です。