絵本の消防車(その7) | 「レッド・インパルスの消防車」ブログ

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消防車の写真を中心に 、旅行、飛行機、コレクションなどなど撮り溜めたものを紹介したいと思っています。どうぞ遊びに来てください。

今回は、コレクションしている古い絵本「しょうぼうしゃ」から。

消防署の車庫前で、整備をしている昭和30年代と思われる画です。 夜間に、火災出場から帰署して、車両の整備やホース洗浄をしている様子です。

車両は1954年製いすゞが試作した、高圧ポンプを装備した化学消防車で、走行用とポンプ用の二基のエンジンを搭載した、当時としては珍しいキャブオーバータイプの車両です。

火災出場の後は、車両の整備でポンプの水抜きや、ホースの積み替えをして、次の災害に備えます。

使ったホースは、すすや泥汚れ、ガラス片や木片などなどが付着しているので、デッキブラシで擦り洗いをします。洗浄したホースは、望楼(火の見やぐら)などに吊り下げて、ホース内の水を抜きながら乾燥させます。

見ると消防士さんは皆、制服を着て作業しています。今でこそ執務服(作業服)を着て活動していますが、30,40年代はこのまま24時間勤務していたそうです。制服の上に防火服を着て出場していました。

 

この古い絵本は、当時の様子をカラーで見る事の出来る、私としては貴重な資料です。