心の言葉(その82)自分の欠点と失敗が認められるようになった時、人としての向上が始まる。

何か失敗があったときに、それを他の人のせいにしたり、言い訳をしたりする人はいくら失敗しても何も学びません。

辛くても自分の欠点や失敗をちゃんと認めるようになったときに初めて、失敗から学び、向上が始まるのです。






心の言葉(その97)傷つきたくなかったら、人の悪口を言う人には近づかないことだ。

嫌なことを誰にも言わないで溜めると、だんだん心が病んできます。愚痴は言うに限ります。ただ、「人の不幸は蜜の味」と言われるように、人の不幸な話を聞いて、喜んでばらまく人がいます。その人が他の人の悪口を言っていたら、自分の悪口も言われていると考えた方がよいでしょう。





心の言葉(その100)歴史を学ぶと未来が見えてくる。

未来がどうなるかはとても大事ですが、なかなか分からないものです。昔のことを調べても、未来は分からないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。歴史は繰り返すのです。どんなに時代が変わっても、人間の本質はほとんど変わらないからでしょう。歴史を現在の視点で見つめることにより、これからどうなってくるかが見えてくると思います。




こころの部屋-バラ12





心の言葉(その76)回り道をした人生は味わいがある。

成功だけの人生とは無いのではないかと思います。

それは、人は失敗することによって学び、人の気持ちが分かり、感謝するようになるからです。

辛苦が魂を鍛えあげるのです。

真剣に生きた人生においては、回り道は回り道ではないのだと思います。




心の言葉(その78)今日という日に意味を持たせる者が人生に意味を持たせる。

今日という日をどう過ごすかは、長い人生からみると、本当に些細なことに思われるかもしれません。

しかし、今日という日に意味を持たせるか、無駄に過ごすかは決定的な違いがあります。

今日という日に意味を持たせる人は、明日も明後日もその日に意味を持たせますが、今日を無駄に過ごす人は明日も明後日も無駄に過ごすからです。

「塵も積もれば山になる」といいますが、意味を持った毎日の積み重ねが意味ある人生を作ります。




心の言葉(その79)人生ではどの人にも良いことも悪いことも起こる。その中で良いことだけ拾っていくか、悪いことだけ拾っていくかはその人の心が決める。

運がいい人も運が悪い人もいますが、実は運も不運も同じように、人に降り注いでくるのだと思います。

運がいい人はその中で運だけを掴み、運が悪い人は不運だけ掴んでいきます。

「運」とは「運ぶ」という文字の通りで、運んでくるものだと思います。



こころの部屋-バラ11




11月30日に私の最初の本「慢性うつは必ず治る」が幻冬舎新書から発売されることになりました。

うつ病というといい薬が出来たので、薬を飲んで安静にしていたら治ると考えられています。しかし、それでもうつ病が治らず長期化したり、再発を繰り返す慢性うつ病の方にいかに再び元気になってもらうかがテーマです。

自分で考えた慢性うつ病のモデルとカウンセリング法を紹介し、私が実際にカウンセリングを行った8人の事例を取りあげて説明しました。事例を読むとなぜカウンセリングで人の心が癒されていくのかが分かるのではないかと思います。

また、カウンセリングばかりでなく、いかにして自分でうつ病を治していくかという内容も取り上げました。うつ病を治すためには、人生に対する考え方や行動を変える必要があります。しかし、このことはうつ病だけではなくて、パーソナリティ障害、不安症、神経症、心身症などの他の心の病気でも共通です。心の病気はそれまでの考え方や生き方が破綻したために生じるのです。

家族や周囲の人のうつ病の人への接し方についてもまとめました。

本屋さんで立ち読みして、面白そうだったら、買っていただけると、とても嬉しいです。


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