心の言葉(その59)人間的に大きくなりたかったら、大樹を良く観察することだ。

自然というのは本当に良く出来ています。

それぞれの動物や植物も、自然の調和も、実に見事に構成されています。

人がいろいろと本で学ぶよりも、素直な心で自然に接した方がはるかに勉強になるのではないかと思います。

小さな植物には小さい意味が、大きな大樹には大きくなった意味があります。

自分が人間的に大きくなりたかったら、なぜ大樹は大きくなれたのかを観察すると学ぶところを多いのではないかと思います。

大きな木を支えるためには、大きな根を張り、沢山の栄養分を吸収することが必要です。

大きな幹で体を支えることが必要です。

沢山の葉をつけて、太陽を沢山浴びることも必要です。それぞれが人の活動では何に当たるのかを考えると、おのずとどうすればよいのかが分かってきます。


心の言葉(その62)変わるのは怖い。しかし、変わらないのはもっと怖い。

人は変わることを恐れます。変わらないほうが楽だし、安心なのです。

しかし、自分の年齢とともに、体は変わってきます。

また、周りの環境もどんどん変わってきます。

自分の年齢や環境に合わせて自分を変えていかないと、不適応を起こしてしまいます。

変わらないことはもっと怖いのです。


心の言葉(その65)自分の人生に自信を持っている人は年を取るのが怖くない。

私は人生は4つの季節に分かれるのではないかと思っています。

生まれてから働き始めるまでが春(0歳~20代前半)、働き始めてから40歳位までは夏(20代前半~40歳頃)、40歳位から定年までが秋(40歳頃~60歳頃)、定年から亡くなるまでが秋(60歳頃~)。

春は人生の種を蒔き、夏は人生の花が咲き、秋は人生の実が実り、冬は人生の収穫を楽しむのではないかと思います。

実りの多い人生は穏やかな老後を送ることができますが、実りの少ない人生では自分の人生に疑問を感じ、年を取るのが怖くなります。


こころの部屋-バラ09