決算委員会で農業高校への支援対策、農林水産委員会で米の生産調整を質疑 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

決算委員会で農業高校への支援対策、農林水産委員会で米の生産調整を質疑

1.決算委員会で農業高校への支援対策について質疑

 

5月9日の決算委員会で、文部科学省と農林水産省に対し、農業高校への支援対策について質疑しました。

 

 今後も農業者の高齢化、減少が見込まれる中で、農業の担い手となり、わが国の農業を支える若い人材を育成、サポートすることが大切です。

 

 特に農業高校は、農業を志す若者が学び、成長する場として、本当に、大切にしていかねばならないと確信していますが、こうしたことを後押しする環境が整えられているのかという観点で、文部科学省と農林水産省に対して、対応状況や考え方を問いました。

 

 農業高校の現場からは、実習用の農機や園芸施設等が古くて使えない、最新の農業技術や農業経営に対することを、きちっと学べる環境整備をしてほしいという要望をよく聞いています。

 

 文部科学省と農林水産省それぞれから、現状、行っている施策について答弁がありましたが、農業高校生が、農業を目指す志に応えるだけの環境整備にはまだ足りない、というのが私の受け止めです。

 

 文部科学省、農林水産省は思い切った措置を検討・実施し、都道府県、JA等農業団体も一体となって農業高校を支援し、わが国の農業、地域、そして農業高校を元気にしていきましょう。

 

2.農林水産委員会で米の生産調整を質疑

 

 5月19日の農林水産委員会で、農林水産省に対し、米の生産調整について質疑しました。

 

 米の生産調整については、今や、生産調整の目標の配分は行っておらず、現状、米の在庫は増えてきており、かつ、米価は年々低落している状況です。

 

私は、今後、米の作付け増加と、米価のさらなる低迷を懸念しており、対策を講じる必要があると危機感を持っています。そこで、農林水産省に対し、どのような手立てや対応を考えているのか、また、政府としての覚悟を問いました。

 

農林水産省からは、「産地ごとの在庫の状況、銘柄ごとの価格の動向など、きめ細やかな情報の提供や、在庫については計画的に保管・販売するための事業の拡充を進める。国ももちろんだが、販売する方々、生産者の方々、自治体の方々も含めて、一体感をもって需要に応じた生産を進めていきたい。」という答弁でした。

 

国としては、こうした言い振りでしかないのでしょうが、出来秋になっての、豊凶の結果と価格については、生産・流通・販売にかかわった、JA等関係者で責任を取って下さい、ということになるのではないのか、との懸念を抱かざるを得ないのです。

 

国も含めて、対策を講じなければならないのは確実なのであって、全体の需給を含めて、政策論議を行わなければならないのです。必要なことに、しっかり取り組んでいきましょう。頑張りましょう。