参議院の政策研究会への所属について | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

参議院の政策研究会への所属について

 私は15年前に、皆さんのご支援で参議院全国比例選挙に出馬して当選させていただき、その後、3回の選挙を経て、今3期目の議員として活動させていただいています。この間、大学の先輩であり、私のよき理解者でもあった長野選出の吉田博美先生に誘われ、参議院平成研究会に参加しました。先輩からは「本格加入でなくてもいいよ」ということで、一度も「正式に加入しろ」とは言われず、定例の正式の会合に出席するのではなくて、しかし、幹事長との意見交換や、新年会や忘年会、懇親の場に呼ばれて出席しました。また、グループでの外国訪問にも加えていただき、交流を深めることもできたし、その先輩の田舎での会合に出席し、挨拶の機会もいただきました。今になって考えると、大切にしていただいていたと思います。しかし、一昨年に吉田先生は、病気で早世されました。以降、正式会員にもならないまま過ぎていました。

 この一方で、私は若輩ながら、農政課題で党の農林部会長という大変名誉な役職を与えていただいてもいました。皆さんのご配慮に感謝しています。

 

 ところで、今回私が加入を決めた「近未来政治研究会」の森山裕先生との出会いは、私がいまだ議員になる前のJA全中の現役時代です。当時の全中副会長で、農政関係の責任者でもあった鹿児島県中央会の会長さんから、森山先生の選挙の応援を命じられ、その時から、先生の演説や党の部会での発言などに、大きな刺激と共感を得ていました。そして議員になってからは、先生の部屋を訪ねることも重なりました。

 また、森山先生が加入されている研究会の会長でもあった石原伸晃先生や、熊本選出の野田毅先生とは、私がJA全中にいたときから課題だった都市農業の振興について、いかに農地の宅地並み課税を回避するかをテーマに、緊密な連携を取らせていただきました。議員による都市農業研究会を設立し、私は事務局長を務めていますが、こうした面でも森山先生との関係が深まっていました。

 さらに、わが国のTPPへの加入等、農産物の貿易に関する農政課題についても、当時加入が先行していた韓国の実情を勉強するべく、当時、党の農林水産貿易対策委員長だった森山先生にも加わっていただいて、韓国の関係省庁や農業団体を訪問し、意見交換を行いました。

 

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