【心配は、特区の取り組みによる地域の協同の取り組みの分断】 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

【心配は、特区の取り組みによる地域の協同の取り組みの分断】

 JAは地域に定着し、組合員の協同の取り組みを一番に念頭に置いており、部会組織や集落の協同の取り組みや、販売においても協同の成果を出すべく努力しており、良いとこ取りが進みかねない選別の動きを最も懸念するのであって、地域に配慮しない動きには、強い反発がある。

特区による株式会社の参入が、地域や集落や協同の取り組みが持つ大事な視点を失うことが無いよう、政策推進されなければ、大事な地域や、最後に力を発揮する協同の取り組みを壊すことになりかねないのです。そうならないようにしなければなりません。

 

JA兵庫西の農業生産法人・有限会社「夢前夢工房」の取り組みに感服】

ところで、今回の養父行きの前に、JA兵庫西の「夢前夢工房」を訪ねた。夢前地区の農地と耕作を預かる農業生産法人だが、地域の担い手をメンバーにして(研修生も含めて30名の従業員)、無農薬・無化学肥料にこだわったコメやソバ、大豆や野菜の加工販売、レストランでの提供、観光農園等、多様な取り組みを行っている。姫路市の郊外という立地もあるが、その勢いたるや半端でないという印象を受けた。

当然、養父とは立地の条件が大きく異なることを認識しながらも、それぞれの立地や農地の条件等を踏まえた、地域にあった取り組みと、より適切な政策支援と、地域の元気な農業者の参加と、そして、JAも多様な形で支援する取り組みの重要性を学ぶことが出来ました。見学した我々も元気が出ました。感謝です。