台風15号等が猛威 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

台風15号等が猛威

昨年の中四国各県に甚大な被害をもたらした豪雨と洪水被害、そして今年は九州北部の豪雨、関東とりわけ千葉・茨城県下における台風被害もきわめて深刻です。

私は、台風が過ぎた直後、千葉市の農協会館へ選挙の取り組みの御礼もかねて伺いましたが、東京からの交通が遮断され、タクシーも途中から大渋滞、歩き、そして動き出した電車を乗り継ぎ、3時間かけて行き着いたものの、帰りは、超満員の電車で立ちっぱなしで、朝から夜まで丸1日かけて往復しました。しかし、千葉市の以北・以東等の内陸と沿岸地域のハウスの倒壊、停電問題等、大きな被害が発生していました。

本当に、わが国の基盤はしっかり確保されているのかどうか、脆弱な面がまだまだ残されているという謙虚な反省と、全力をあげた取り組み対策が求められています。

ともかく、党内では、精力的に災害対策特別委員会等が開催され、被災地の議員を中心に活発な要望と対策を議論しており、一日でも早い激甚災害指定も含む対策を講じなければならない。

 

【米国との貿易交渉を合意】

 

そして今、世界各国間の様々な争点での対立があるなかで、わが国は米国との貿易交渉が山場に来ていました。昨夜というより、今朝の午前1時から党の少人数農林幹部会合(インナー会合)が開かれ、日米首脳会談の合意内容が示されました。すでに今朝の新聞にも書いてありますが、米国が日本の農産物の市場開放を強く迫るものではなく、一方で、日本の農産物の輸出拡大につながるような若干の動きが盛り込まれたものでした。しかし、その一方、わが国が強く望んでいたわが国の自動車の輸出関税引き下げは盛り込まれませんでした。近日中にさらに詳細が明らかになると思いますが、米国は、というよりトランプ大統領は、中国やイランとの関係など、多くの外交問題と来年の自分の大統領選挙のことが最大の関心事になっているということかもしれません。わが国も、警戒していた7万tのコメ輸入拡大や乳製品等の輸入枠の拡大も避けることが出来た。

ともかく、米国は抜けたものの、わが国と11カ国で結んだTPP合意の水準以上のものではなく、TPP合意を踏襲したということだと思う。ただし、牛肉・豚肉について、セーフガードの発動でわが国の輸入枠の拡大と関税の引き下げが進む可能性が指摘されており、これは心配です。とすると、しっかりしたマルキン等の対策の充実が今後の課題になります。これは当然必要な対策です

ともかく日米共に内外に多くの外交課題を抱えており、今の時点で、これ以上の難題を両国共に抱えない、ということだったのかもしれません。

 

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