政府・党に求められる「ともに考えていく姿勢」 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

政府・党に求められる「ともに考えていく姿勢」

 

【納得できない、繰り返しの農業・JA攻撃】

 

 安倍内閣が、規制改革推進会議を改めて立ち上げました。これまでの同種の会議に「推進」の名前が入りました。メンバーは、これまでと同様、多分に、竹中平蔵氏の息のかかった規制改革論者の学者が揃っています。農業関係者は、これまでもそうですが、除かれています。多分専門委員として、これも市場主義、競争原理導入を主張してやまないメンバーが選ばれるのでしょう。

 

 総理の挨拶も、「岩盤規制改革に徹底的に取り組みます。特に、安倍政権の最重要課題である『攻めの農業』の実現を、加速してまいります。農業とその関連産業がグローバルに飛躍できるようにしてまいります。このため、生産資材メーカーや食品メーカーの国際競争力を高めるとともに、消費者ニーズに的確に対応できる効率的な流通構造を作り上げてまいります。こうした観点から、関係業界や全農の在り方を予断なく見直し、生乳に係る抜本的改革と生産資材及び加工・流通構造に関する具体的施策について、この秋のうちに結論を出します。ここで一気にアクセルを踏み込み、私が責任をもって実現してまいります」と気合が入っています。

 

 ついこの前まで、JA中央会の改革が進められ、JA全農の会社化への選択も盛り込まれました。これに追い打ちをかけるように、生産資材等をやり玉にあげ、全農の在り方を見直すとした挨拶になっています。

 

 

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