再度の農林水産委員長に就任 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

再度の農林水産委員長に就任

 ところで、参りました。参議院選挙終了後の初めての臨時国会開会式が8月1日の月曜日に迫る金曜午後に、幹事長室の幹事長代行の先輩議員から、「山田さん、モーニング持っているよね」と電話がかかってきました。私は、「持っていますよ」と答えました。それが、私の農林水産委員長再任の知らせだということは、後でわかりました。


 国会の開会式は、天皇陛下がお越しになります。その際、衆参の議長以下、各委員長が議事堂の正面玄関で、陛下をモーニング姿でお迎えすることになっています。そのため、私にモーニングを用意できるか問い合わせがあったようです。長野選挙区で残念ながら惜敗された若林委員長の代わりで、多分、9月に臨時国会が開会されるまでの暫定委員長なのだろうと気楽に考えていました。ところが、その後が大変でした。翌土曜日は、早朝から自民党富山県連の総務会があり、参議院選挙の各支部の得票報告と、11月の県知事選を控えて4選を目指す石井知事との政策協定書の確認があったのですが、出席の各市町村長や県議さんから「おめでとう」の声がかかります。藤木候補が上位で当選したので「ありがとうございました」と応答していましたが、途中からどうもおかしい。私の常任委員長就任のことらしい。地元紙に、顔写真入りで報道されていたようなのです。そこで冒頭のあいさつで、「暫定です」と説明しました。


 ところが、月曜日に議長や常任委員長の選任の本会議を終えて事務所に戻ったら、胡蝶蘭の鉢が並んでいました。お祝いの電話もいただいていたので、即、暫定です、お祝いは結構ですと申しあげていましたが、気を利かせていただいた皆さんには本当に散財させてしまい、申し訳ありませんでした。


 ところが、重大なことに気が付きました。と言うのは、新聞は連日閣僚の留任や新大臣の就任を予想しており、その任命後には副大臣や政務官等、政府サイドの人事が決められます。しかし、私は常任委員長に選ばれたので、閣僚はもちろん対象になりませんが(もっとも同期でオリンピック担当大臣が誕生していますが)、もしかして副大臣は対象になるかもしれないと考えたりもしましたが(現に同期の一人は農水副大臣に就任)、しかし暫定でも委員長である限り、政府関係の役職は無いということに気付きました。複雑な気持ちです。



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