あらためて、「日本の将来像の共有」を訴える | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

あらためて、「日本の将来像の共有」を訴える




【見事な安倍総理の会見】


 6月1日、安倍総理は、野党の不信任決議案を否決した国会閉会後に、来年4月の消費税引き上げを再延期し、財政出動を拡大する旨の大演説を30分に渡り行われました。私のふるさと富山県の新聞社に感想を伝えることになっていたので、丁寧にテレビを見ました。とうとうとアベノミクスによる雇用の拡大や賃上げの成果を述べ、景気の回復を確かなものにするために、消費税の引き上げを再延期するというものでした。


 見事だと思いました。自分にはとうていできないと感服しました。G7での議論が大きな自信につながっているのだと思いますし、その前段で行われた、ややもすると総理の思想とは真逆の、ノーベル賞経済学者のスティグリッツ氏やクルーグマン氏等からのヒアリングも効いているのだと思います。


 ただ、農林水産業「命」の私からすると、総理はTPPの合意によるわが国経済全体の成長への期待と確信を語られましたが、しかし、TPP合意で影響を受ける農林水産業への言及がなかったのは残念でした。選挙後の臨時国会で補正予算を編成すると言明されているのですから、地震の被害対策や介護対策や保育園の充実に加えて、農林水産業についてもきちんと触れていただきたかったと思います。



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