ともに改革を進める形にしなければなりません | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

ともに改革を進める形にしなければなりません

 これからの数日が山場になるのだと思います。そうした中で、私があらためて強調したいのは、総理が2年半前の就任時にJA全国大会に出席され、「しっかりと地域を、美しい農業を守っていくこと、それは政治の使命でもございます」「JAの皆様と協力をしながら、日本の農の素晴らしさを世界に発信をしていく、そして日本全体が、やっぱり日本の農業は大事だな、素晴らしいな、と、理解していただけるように努力をしてまいります」とおっしゃっており、2年前のTPP交渉参加表明の記者会見では、「息を飲むほど美しい田園風景、伝統、農村文化、これらの国柄を私は断固として守ります」とおっしゃっており、2年前の自民党大会の挨拶では、「必ず私は日本の農業を、食を守ってまいります」「強欲を原動力とする市場主義経済の道をとってはならないと思います。道義を重んじ、真の豊かさを知る瑞穂の国の資本主義を目指してまいります」とおっしゃっていることです。


 しかし1年前には、「もはや岩盤のように固まった規制を打ち破るには、強力なドリルと、強い刃が必要であり、自分がそのドリルの刃になります」「いかなる既得権益といえども、私のドリルから無傷ではいられません」とおっしゃっており、別の顔を見せられています。


 JAは、地域の歴史的な存在であり、社会的な組織でもあります。総理の二つの顔を、「日本の将来のためにも、ともに改革に取り組みましょう」という顔に統一していただきたいのです。皆さんとともに頑張りましょう。