野党のくせが抜けず、総理に激しく質疑 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

野党のくせが抜けず、総理に激しく質疑

 1月28日に通常国会が召集され、開会式をはじめ、所信表明、代表質問、予算委員会と日程が続きます。そうした日程の合間を縫って、全国のJAを訪問するという過密な日程を組むこととなりました。


 そうした中で、幹事長室から参議院予算委員会での質疑の打診がありました。断る理由はありません。すぐ、「お願いします」と受けました。もっとも注文がつきました。それは、「与党なのだから、これまでの野党とは違う、そのことをふまえてやるように」というものでした。


 私の場合、テーマは、当然、TPPですし、震災復興です。電車の中で、飛行機の中で、何を質問するか、ともかく思いつくことをメモしました。そして、宿舎に帰り、パソコンに向かって、整理する。その上で、資料とも付き合わせながら絞り込む。この間、JAを訪ねても、会議室で迎えていただいた皆さんの前での国政報告でも、質問をどうするかが頭から離れません。こんな形で、10日余り過ごしました。


 さて当日を迎えました。


 この日は、午前8時から、「TPP参加の即時撤回を求める会」の総会で事務局長として、どんどん発言の手が上がる皆さんの順番を指名する司会の役割を担い、先輩議員の意見に対する役所の回答を先送りしたので「無視するのか」と大声でどなられたりしながら、何とか9時からの質問時間に間に合いました。


 テレビ入りの質疑も、もう何度か経験しているのに、この緊張は容易でありません。とりわけ、準備しすぎて質問の量が多く、これをどう時間内に収めるかにばかり気が行ってしまい、はじめから力が入り、時計に追われるような対応になってしまいました。聞いていた幹事長室からは、与党の質問としては言葉がきついので、私にメモを入れようかとまで考えたらしいのですが、進むうちに徐々に落ち着き、質問全体としては良かったという評価をもらいました。終わった直後にも、何人かのJA組合長さんや県の会長さんから、良かったよとの電話やメールをもらいました。


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 しかし、やはり持ち時間が切れて、震災復興と原発事故に関連して予定していた巨大防潮堤の建設問題や、原木シイタケの風評被害や原木生産のための里山対策の問題、汚染稲わらや家畜の糞の処理問題、間伐材等を活用した木質バイオマス発電等の質疑まで行き着きませんでした。