農家を「ひたすら保護する」「古い自民党」とは何なんだ | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

農家を「ひたすら保護する」「古い自民党」とは何なんだ

 マスコミは、連日、TPP交渉参加表明を促すための攻勢をかけています。自民党大勝という状況の中で、安倍総裁は交渉に前向きだが、その足を引っ張る農業団体という構図で煽っています。


 それにしても、12月20日付の日経新聞のコラム欄「底流」の「幻のTPP参加表明」はひどすぎます。その内容とは、野田総理は、7日の定例閣議を前にひそかに経済関係閣僚会議を開き、焦点の自動車分野での米国に有利な規制緩和の打診(これは初耳だが、ありえないことではない)もふまえて、TPP交渉参加表明を行うこととしていたが、選挙への影響を考え踏み込まなかったと書いています。


 そして、参加表明の次のXデーは1月下旬の日米首脳会談だとしたうえで、安倍総裁は「率直に話したい」としているが、警戒すべきは、「自民圧勝の背景には、TPPに反対する地元農業団体の支持を取りつけて当選した議員も少なくないという現実があり、農家をひたすら保護する『古い自民党』への回帰だ」とまで書いています。


 これはひどいではないか。「農家を『ひたすら保護する』『古い自民党』」という言い方は、誹謗中傷のたぐいです。日頃からマスコミ自身が重視すべきと主張する民意や国民の選択を馬鹿にするものであり、新聞としての品位もあったものではありません。


→次ページに続きます