JAグループ群馬の新井元会長の合同葬で弔辞 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

JAグループ群馬の新井元会長の合同葬で弔辞

 JAグループ群馬の会長であり、JA全国共済連の会長であった新井さんの告別式に出席しました。中曽根康弘元総理、福田康夫元総理はじめとする錚々たる顔ぶれのなかで私も弔辞を読ませていただきました。


 中曽根元総理は、94歳になられるのに朗々たる声で、自らが敗戦後に立候補して以来、新井会長に支援をしてもらったこと、酪農への先駆的な取り組みなど新しい農業の創出、さらに集落の協同活動を出発点として農協運動に邁進された新井会長の足跡を敬意と愛情を込めてお話されました。


 谷津元農林水産大臣は、WTOのカンクンにおける活動を通じて、さらにまた日常の政策要求における新井会長の地域の実情を踏まえた活動ぶりを紹介され、これも感動的でした。


 私は、8人の内の一人でしたが、もちろん私と新井会長との一方ならぬお付き合いはあったというものの、JAグループ群馬の皆さんが、来年夏の決戦を控える山田にしっかり役割を果たさせようという配慮があったと思います。長岡会長をはじめ皆さんにただただ感謝するのみです。とりわけ、当時、新井会長と一緒に仕事をされた、宮田JA全中会長、野村JA共済連会長、大池JA全農会長、上野農林中金理事長、そして現在の各会長さん、皆さんご出席のなかで、私に役割を与えて下さったことの尋常でない配慮に、本当に御礼を申し上げたい。


 私の新井会長との思い出は、楽しいことばかりで、WTO交渉でのシアトルから始まり、ドーハ、カンクン、ワシントン、ジュネーブ、バンコク等での思い出、その活動を通じてアジア・ヨーロッパ・アフリカの国々との間で「世界の各国の多様な農業の共存」の主張をつくりあげたこと、さらには、とん挫しかかっていた日本とタイのEPA交渉について、我われJAグループによる日タイ農協間協力の主張を評価された当時のタクシン首相のリーダーシップで、両国のWIN-WINの関係を確認し、アジアで初めてのEPAを締結できたこと、その後、新井会長の肝いりで群馬のJAグループとタイやラオスへの農協支援が実を結んだこと等を述べさせてもらいました。葬儀終了後、多くの皆さんから感動的だったよとの声をいただきました。


 ただただこの機会をいただいたJAグループ群馬の皆さんに御礼を申し上げます。