【山梨では、文太さんが有機農業を実践】-菅原文太夫妻の農園を訪問-3/4 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

【山梨では、文太さんが有機農業を実践】-菅原文太夫妻の農園を訪問-3/4

 翌朝7時に、地元の秘書の本田氏の運転で、車3台で、山梨に向かいました。山梨県の北杜市明野村で就農した菅原文太さん文子さん夫妻の農園にコメぬかを届けるためです。2tトラックには、私の地元小矢部市で有機農業を行っている和田さん夫妻が乗り、1t分のコメぬかを積んでいます。もう1台には地元のJAいなばの営農指導員でもある藤村さんとコメ専業農家でもあるJA青年部の大西さんが乗り、もう1台は私と本田秘書が乗り、総勢6人で片道400kmを走りました。


 新潟までの北陸自動車道は吹雪、上信越道に入り長野からは天気が良くて妙高や北アルプスの山並みが輝いていましたし、中央道に入り諏訪湖も八ヶ岳もきれいでしたし、甲斐駒ヶ岳や北岳の中央アルプスも青空に映えていました。須玉インターで降りて、明野村の農業生産法人「竜土自然農園おひさまの里」に着きました。広々とした農園で、菅原夫妻に迎えられました。


 明野村は、日本で一番の日照時間を誇っており、大学生の時にサークルの友人がこの村の出身だったので一度訪ねて泊まったことがあります。大きな家の座敷や居間に、蚕棚が目一杯に広げて重ねてあり、蚕が夜通し桑の葉を食べる音の中で寝付けなかったことを今でも鮮明に覚えています。


 菅原夫妻の農園からは、右に八ヶ岳、正面に甲斐駒ヶ岳がそびえ、本当にきれいです。畑が1.2haあり、借地だといいます。山小屋風の住居も景観に溶け込んでいます。若者5~6人がそれぞれ忙しく立ち働いています。菅原事務所の役者の卵達らしいです。お茶を一服頂く間もなく、和田さんと若者達が、コメぬかとEM菌を混合させて密封し発酵させる作業に入っていました。奥さんの文子さんも加わり真剣に学んでおられました。


 文太さんと私は、陽当たりの真ん中で、農園のこれからのこと、美しい季節の移り変わりのこと、そして政局のこと等を話しました。文太さんは、いくつかに分かれている有機農業の多様なグループを一つにして有機農業の全国的な取り組みを定着させたい、運動の名称は「緑の長靴」の「グリーン・ブーツ」でどうかと熱っぽく語られました。

 庭に立ったまま2時間も話しました。


 和田さんの作業が一段落したところで、私は帰ることとし、文太さんのいい宿を準備してあるのだから泊まるようにとのお誘いに後ろ髪をひかれながら、再来を約束して来た道を戻りました。富山の自宅に着いたのは午後の7時、ちょうど12時間の旅でした。本田秘書は運転しっぱなしで大変だったでしょう。申し訳ない。