【よく聞こえた応援のヤジ】 -本会議場で初めての代表質問-3/3 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

【よく聞こえた応援のヤジ】 -本会議場で初めての代表質問-3/3

 演説の最後に、「私は、本会議場の皆さんと同じく、1日も早い復興を望んでおります。しかし、当法案が被災者の苦しみにこたえるのではなく、新成長戦略における国際競争力の強化のために被災地を改造しようとする狙いを持ったものであるならば、容易に賛成できません。未曽有の大災害と原発事故を考えるとき、当法案も、この国のあり方をどう描くのか、よくよく考えたものでなければならないのであります。」と締めくくりました。


 残念ながら、答弁は、おざなりでした。加えて平野復興担当大臣は、「国の内外を問わず民間の力を最大限発揮させる」「外国の活力を取り込んだ被災地の復興をはかる」「被災地をはじめ我が国に対する外国からの投資を促進する」と、その意図を隠しませんでした。私の危惧は当たりました。


 演説の最中、同僚の西田議員の応援のヤジが一番よく聞こえました。また、左右の端の公明党や共産党の席からも「その通りだ」のヤジが聞こえました。終わってからも、しっかり拍手をもらったし、他党の議員から「名演説だったよ」とのメモも頂きました。翌日からの委員会審議では、たちあがれ日本の藤井代表が質問に立ち、私の代表質問に政府は答えていないとし、外国資本が山林や農地を取得し水源地での水事業やリゾート開発に乗り出す危険や安全保障上の問題を指摘し、その規制措置の必要性を訴えられました。私の質問を、こうした形で受けとめていただいたことに感謝します。


 被災地の一刻も早い復興をはかるため、法案は全党一致で可決しましたが、私は、あらためて「この国をどうするのか」しっかり頑張らねばならないことを決意しました。