【TPPで意見交換】 -ワシントンで米国下院農業委員長等を訪問-1/5 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

【TPPで意見交換】 -ワシントンで米国下院農業委員長等を訪問-1/5

 この機会を逃すと意味がないと決断し、米国ワシントンを訪問しました。当初4日間で終わるとしていた国会が延長になりましたが、3連休が連続する谷間の3日間は、野田総理が国連総会出席で予算委員会も開かれないため、この日程しかないと判断しました。


 そこで、JA全中の小林農政部長(彼はJA全中のワシントン事務所駐在の経験があります)に頼み込んで、二人で行く予定にしていたところ、新たにJA全中の会長に就任された萬歳会長と飛田副会長もちょうどいい機会なので訪米し、日本の主張を伝えたいというので、一緒に出かけることになりました。JA全中の会長が訪ねるというので、米国の農業団体側もランクを上げ、会長さんをはじめとする幹部にお会いできることとなり、おかげで有意義な訪米となりました。


 私の訪米のねらいは、米国の農業関係者がTPP問題についてどう考えているのか、また日本の姿勢をどう判断しているか意見交換することでした。3日間だけでしたが、私が訪ねたいとしていた議会関係者と旧知のロビィストに加え、6月に私を訪ねてくれた大学の日本研究者にもお会いすることが出来ました。


 私が最も会って意見交換しておきたいと思っていた米国通商代表部(USTR)の元首席農業交渉官は、今はコンサルタント事務所を構えていますが、当時の中川、谷津等の各農水大臣とも連携が深く、私もJA全中の専務として何度か意見交換している仲でした。日米関係を冷静に分析し、日本の動きをどう評価しているか、米国はどう動こうとしているか等を聞いておきたかったのです。