【菅総理に辞任を迫る西岡議長】 -西岡参議院議長の怒り-2/3 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

【菅総理に辞任を迫る西岡議長】 -西岡参議院議長の怒り-2/3

 ところで、会館のエレベーターの中で、総理補佐官として官邸に入っている旧知の議員に、「やりがいがあるでしょう」と激励したら、「総理は全くこちらの言うことを聞いてくれない」「よその党の人と仕事をしているみたいだ」「関心は延命だけ、そのために国民世論に迎合する」と厳しく、別れ際は、「一緒にやりましょう」と握手されました。一体民主党はどうなっているんでしょうか。


 西岡参議院議長の「菅首相、貴方は、即刻、首相を辞任すべきです。」で始まる5月19日付の読売新聞への寄稿文もすごかったです。大災害に際して総理が役割を果たしていないし、その責務にも自覚がないという6つの罪状が記されたものです。これらのことは民主党内でも共通認識になっているのでしょう。

 

 一方で、総理の権力は「国会議員300人に相当する」と、つい最近もお会いした海老沢NHK元会長がおっしゃっていたが、全くその通りで、衆議院で不信任決議案を可決しないと、本人がやるという限り降ろせない。国民世論がよほど悪くなって、内閣支持率が一けた台にでもなればぐらつかせられるかもしれないが、震災前に「1
%になっても辞めない」と言っていたので強がりかと思っていたが、本当にそういう人なのかもしれません。


 そして、浜岡原発をやめるとおっしゃって、支持率は数%上がって20%を超えている。そうした人気とりはうまい。だが、予想した通り、その後の言い方は、「原発の推進政策を見直すということでない」と変えています。原発を見直すから、こうした新しいエネルギー政策をやるんだという決意や構想が出てきません。その時々の言葉だけの人なんでしょう。