【もっと早くからの取り組みが必要だった】 -米の先物取引がもたらすもの-2/3 | 山田としお オフィシャルブログ Powered by Ameba

【もっと早くからの取り組みが必要だった】 -米の先物取引がもたらすもの-2/3

 私は、この問題が生じて以降、農林水産委員会で質疑し、「主食たる米の管理を投機の対象にしていいのか、市場原理の世界に委ねていいのか、国が備蓄をはじめ需給への関与が全く出来なくなる世界をつくることになったのでは、将来に禍根を残す」と主張したのに対して、農水大臣も副大臣も「公示期間をおいて判断はまだ先だから」と答弁するだけでした。


 そして、大震災の中で緊急対応に迫られ、政局も生じ、その混乱の中で、自民党からの猛反発、与党民主党内にある疑問や問題指摘にも何ら答えることなく、1ヶ月の判断期間の猶予があるにもかかわらず急いで認可してしまいました。私は、総理への質問主意書も出して、決算委員会で、申請者である東京穀物取引所の社長(農水省の元事務次官)も参考人として呼んで、大々的に質疑を行う準備をしていましたが、政局で機会を失ってしまいました。残念でした。