石井よしあき君の後援会長になる | 田母神俊雄オフィシャルブログ「志は高く、熱く燃える」Powered by Ameba

石井よしあき君の後援会長になる

東京都議会議員選挙は自民党、公明党の全立候補者が当選をするという政権与党圧勝の選挙となった。自公はこの勢いを駆って来月の参議院議員の選挙でも圧勝する可能性が高いと言われている。自民党は勝ったけれども、同時に公明党も勝っているので、安倍総理の唱える憲法改正にとってはいいことばかりとは言えないようだ。公明党は安倍総理の言う憲法改正には反対である。だから憲法改正のためには次の参院選で安倍総理の唱える憲法改正に賛成する日本維新の会 に伸びてもらわなければ困る。しかしながら都議会議員選挙では日本維新の会は惨敗であった。昨年12月の衆院選で大勝した驕りもあり、選挙区に複数候補者を立てたことも惨敗の原因であったようだ。このままでは憲法改正に赤信号がともることになる。


さて憲法改正は我が国が、戦後レジームから脱却するためには不可欠である。憲法前文に「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、これでは我が国だけが悪い国だと言っているようなものだ。しかし、こんなことは現在の中国の行動を見ただけで間違いであることが分かろうというものだ。こんな憲法を後生大事にしたい人たちは、日本人を信用せずに中国人を信用せよと言っているようなものである。


戦後の我が国では、アメリカの占領下で、国際法に違反して強制されたこの日本国憲法が大手を振って歩いている。占領下で占領国が被占領国に恒久法である憲法や教育基本法などを強制するのは、もともと国際法違反である。しかしアメリカは、占領下で我が国を徹底的に弱体化するために、数々の国際法違反を行った。我が国はアメリカから独立した時点で、日本国憲法の廃止を宣言することも出来たのだ。しかし現実には、それは行われなかった。だから我が国では今なお国を守る自衛隊について、合憲だ、違憲だと言って論争がある。これがどれほど我が国の安全保障に影響を及ぼしているのか分からない。我が国は未だ戦後体制から抜け出ていないのである。尖閣諸島において度重なる領海侵入を繰り返す中国船に対しても、日本以外の国が実施する国際法に基づく毅然とした対処が実行できないのである。国際法に基づけば他国の領海に侵入して、当該国の軍などの指示に従わない場合は銃撃されて沈められる。


今、日本の政治家を見ると、中国寄りの中国派と言われる政治家が多い。これに対し保守派と言われる政治家も多数いるが、その多くはアメリカ派である。アメリカの言う通りしたらいいという政治家たちである。アメリカ派は中国派よりはましかもしれないが、我が国がアメリカの言う通りにして儲かるはずがない。我が国に足りないのは日本派の政治家なのである。我が国では、与党自民党にあっても日本派の政治家が少ないのだ。


外国を見れば、アメリカの政治家はほとんどアメリカ派である。イギリスではイギリス派、フランスではフランス派が圧倒的多数である。しかし我が国だけが、日本派の政治家がほとんどいないというのが現実である。我が国の政治は、アメリカ派と中国派が勢力争いをしているようなものだ。だから国家政策を決めるに当たっても、アメリカや中国に対し異常なほどの気を遣い、右往左往している。もっと日本派の政治家が多くなってもらわなければ困る。そして憲法改正が行われ、戦後レジームから脱却した強い日本に生れてほしい。


いま自民党は、国際的に見ても保守中道か、やや左くらいの政党であると思う。我が国では、この自民党を左側に引っ張ろうとする野党がほとんどで、公明党は与党の中で左に行こうとしている。そういう中で日本維新の会は、日本派の政治家も多いので、是非とも自民党を右に引っ張って憲法改正を成し遂げてもらいたい。自民党の右側にしっかりと杭を打ち、自民党が左に引っ張られることを防ぐ力になることを期待している。


私は来月の参院選に日本維新の会から全国比例で立候補する石井よしあき 君の後援会長を引き受けることにした。彼はこの4月1日に航空自衛隊を定年退官してから立候補を決意して、金も知名度もない状態で立候補することになった。日本維新の会の支持率低迷もあり厳しい選挙戦になりそうであるが、彼自身は、私が自衛隊在職中からよく知っている素晴らしい能力と行動力を持つ男である。かつてフランスの防衛駐在官も経験した外交、安全保障の現場をよく知る人物だ。国家観、歴史観もしっかりしている。私は彼のような人物にこそ国政を担ってもらいたいと思っている。


実は、彼は私が田母神論文 問題で空幕長を更迭されたときの空幕教育課長であった。私は「勉強の為にも、部外の論文募集などには積極的に応募するように」と、部下に対して指導をしていた。このときも彼は、私の方針に基づき、教育課長の立場で、部隊等に対し論文募集の案内をしていたのである。そのため、私が更迭後に行政処分を受けることになり、その後の出世の道が閉ざされることになってしまった。彼自身も本来は航空自衛隊のトップに立つ能力、見識、人格を備えた人物であることは言うまでもない。私は、是非とも彼を当選させたいと思っている。


いま自衛官出身の国会議員としてはひげの隊長、自民党の「佐藤正久」議員、航空自衛隊出身の「宇都隆史」議員がいるが、「石井よしあき」君には彼らとともに、我が国を世界に冠たる強い国にするために頑張ってもらいたい。そのためには占領憲法の改正が是非とも必要である。多くの皆様に石井よしあき君の主張を読んで頂きたい。



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