北風が吹き荒れ
寒気とスギ花粉の脅威に
さらされた我が身を
シャープ製マスクと
オールユニクロ装備で
耐え忍ぶしかなかった
惨めなあの日々……
一転して
ようやく
春の陽射しが
惜しげもなく降り注いだ
きのう
「スギ花粉がなんぼのもんじゃい」と
大見栄をきって
このすばらしい陽光の中
腕をふって足をあげてワンツー・ワンツー
(知っている人は知っている
チータの歌「365歩のマーチ」のフレーズです)
と
この夜開催する
家飲み会の酒のアテの
買い物に出かけました('◇')ゞ
で
しあがったのは
とりささみの梅しそ巻き
チーズのパンチェッタ風
(カルディで買ったチーズに生ハムを巻いた自家製)
ケイジャン風味付けのポテト
小エビの揚げ物
画像がダブルになっちゃって取り消せないのです
どーもスミマセン
ところで
先日、テレビ番組で
酒量を減らす手段のひとつとして
飲酒の途中でノンアルを取り入れる
という方法が紹介されていました(ー_ー)!!
白ワインだと
ついグイグイと
やってしまうわたし……
(反省)
興味をそそられ
今回
さっそく試してみることにしました
で
この夜のミューズは
リンダロンシュタッド
アルバム「ホワッツ・ニュー」は
アメリカのトラディショナルポップスのカバー集です
このアルバムのタイトルにもなっている
「ホワッツ・ニュー」
ジャジーでメロウな曲調が
とってもロマンティック
歌詞も
偶然再会した元カレに
「最近はどうされているのかしら?」と
親しんだ間柄を
思わせる挨拶から始まり
「ちっとも変わらずステキね」
とか
「ごめんなさい、あなたに話しかけて
退屈させてるかしら」
と気遣い
そして
「アデュー」(フランス語がニクイ!)
と別れた後
今でもあなたが好きなのと
心の中でのつぶやきで終わる
全てが女性が男性に語りかけるセリフ
という巧みな詩にやられます
なんだか
往年のハリウッド映画の
切ない恋愛物語のワンシーンを
彷彿とさせるんですよね
そんなイメージで
作り上げたカバー集だったのが
伺えるアルバムのジャケットのリンダ
鎖骨や肩のあたりを露出し
刺繍をあしらいタイトに絞った上半身に
ジョーゼットで足が透けてみえる
たっぷりのドレープをとったドレスと
白い長手袋
まるで50~60年代の
夜会に赴くハリウッド女優のようではないですか
リンダロンシュタッドは
一言でいえば美声
クラシカルな表現をすれば
鈴のなるような声
若く張りがあって伸びやな声で
歌い上げる「ホワッツ・ニュー」は
妙齢の女性のけなげで一途な
恋心を見事に表現しています
そこで
わたしとダンナ
彼女の歌に触発されて
日本とアメリカの
トラディショナルポプラ―ソングについて
比較検討することに
日本のトラディショナルソングといえば
そう、演歌
ダンナが愛してやまない
市川由紀乃ちゃんの歌の世界の
ジャンルです
70年代から80年代の
演歌といえば
思い出したのが
ピンカラ兄弟
とか
殿様キングス
などなど
詩のストーリーはというと
夜の盛り場
もしくは
花街で生きる女性が
道ならぬ
あるいは
男の移り気や
薄情で捨てられて
身もだえ耐え忍ぶ
心情を
女の意地とか
女の道とかいって
それを美徳化するような
歌詞が多いことに気づき
おしゃれ・粋とは
程遠いところにあった
酒場好きの・女たらしの男が
男目線で思い描く
女性への理想像が
あらわになり
なんだか
どっシラケ……((+_+))
思い出したように
チェイサーのごとく
ノンアルをグイっと
やってみましたが……
甘さばかりが
口の中に残り
それを打ち消そうと
かえって
酒量が増えました
これって
わたしのとって
ロケット打ち上げ失敗より
重大問題です
チャンチャン