怒るのは、生きたい証
だらしない子供、話を聞かない夫、
振り回す人、下心で近づいてくる人。
そんな人を見ると、イライラして、
「私をこんな気持ちにさせないで！」
と叫びたくなる。
だけど、私が嫌っていたのは、
その相手じゃなく、自分の“感情”だった。
怒る自分が嫌い。
イライラする自分が嫌い。
感情的になる自分が、情けない。
だから、抑えてきた。
冷静でいよう、穏やかでいよう。
でも、抑え込むたびに、
心は少しずつ疲れていった。
子どもの頃、私は「いい子」でいようとした。
泣いたらダメ、怒ったらダメ。
思春期には、
できない自分を恥ずかしいと思い、
大人になってからも、
人に頼ることが苦手なままだった。
でもね、怒りは、命のエネルギー。
自分の中の「生きたい」という叫びが、
怒りという形で表に出ているだけ。
本当は、自分を守るための“味方”なんです。
抑えるのをやめたら、
少しずつ、心の奥に眠っていた力が戻ってくる。
感情はエネルギー。
感じて、認めて、溶かしていけば、
その分だけ、命の光になる。
「〇〇されて嫌だった」
「〇〇してもらえなくて悲しかった」
そんな気持ちは、ノートに書いてあげてほしい。
怒りは、あなたの“生きたい証”。
感情を嫌わずに、味方にしていこう。
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