前回の続きですが、丸棒への穴あけはセンタは出ていますが、棒にまっすぐ穴を開けることが非常に難しく、斜めになっているものも部分もありましたが、組立て棚の棒への穴あけとしてはなんとか使えるかな、という程度です。

やはり旋盤を使うのが精度的にも正解でしょう。

 

ということで、旋盤を使ってテストしたいと思いますが、その前に、丸棒の両軸に穴を開けるため、片方は出来上がった丸棒を傷つけずチャックできる、まな板チャックを作ります。

 

以前楽旋さんがジョーとしてまな板チャックを作っていましたが(https://ameblo.jp/kobo-rakusen/entry-12473903528.html)、丸棒への接触面積が小さいため締め付け圧力が大きくなり、材料への傷つきを考え、今回は針葉樹のため円周全体でチャックできるやり方にしました。この場合ジョーとは違って、内径のサイズは一種類しかできないため、今回は7/8インチサイズを作ります。

 

まな板をHCで買ってきました(HCでは10mm厚が最大でした)。ポチエチレン(PE)とポリプロピレン(PP)の二種類ありましたが、柔らかい方のポリエチレンとします。

指で押しつけてみるとそれでも結構固く全くへこみすらしません。

探していると、クッションラバーなるゴム系を見つけました(20mm厚)。木口(木ではありませんが)を指で力いっぱい押してみるとわずかにへこみます。PEよりは若干柔らかそうです。

 

とりあえず、今日はPEで作ってみます。

 

Vicmark VM100 スクロールチャックに合わせ、内径7/8インチ、外形45mmを作ります。

まずは外周をくりぬきます。

で、出来上がった円柱に7/8インチのフォスナービットで穴を開けようとしますが、センタの穴が大きく空きすぎてセンタが決まりません。失敗でした。

二度目

今度は事前に浅く7/8インチで穴を掘っておきます。

次にセンターを合わせ、電動ドリルで45mmできりぬきました。

 

今度は7/8インチビットが位置決めできます。

ボール盤で穴を開け、バンドソーで円を切り、完成。

 

 

旋盤にかましてテストします。

ちょっと失敗。

丸棒を突っ込みすぎて、ジョーが食い込みましたが、挟み込みを注意すれば問題ありません。

まな板チャックでつかんだ後が一部うっすら(深さ0.1mm以下と思います)ついていますが、これはサンドペーパで綺麗になるでしょう。でも、厚みが15mmは欲しかった。

 

今日はここまで。

次回は20mm厚のクッションラバーで同じように作る予定。