旋盤本体の不具合ではありませんが。

 

あるものを作るために1インチの丸棒を作ります。

使ったのは1インチのラウンダです。以前イギリスから輸入したもの。

(手前に移っているグラインダは関係ありません)

旋盤に材料をチャックし、反対側にラウンダを突っ込み削ってゆきますが、ちょっと負荷がかかっただけで、止まってしまいます。以前ラウンダを購入時にテストしたときはこんなはずではなかったと、モータを見るとしっかり回っています。なんとプーリでベルトが滑っています。

ベルト張力をできるだけ張り、再度削りますがやはり、負荷がかかると止まります。同じくスリップしています。と同時にベルトを見ると一部破断しかかっています。表面の布一枚で何とか繋がっているようです。

このベルトは、プーリは3本の縦溝になっており、横に外れることは無いですが、スリップに関しては、全く使い物になりません。せっかくモータ容量を大きくしていても意味がありません。

 

でも、切れかかっているベルトをまずは交換すすために、プーラで引き抜こうとしましたが、ここでchipsnpobuさんを思い出しました。

 

確か彼も同じ旋盤で、以前シャフトを引き抜いたと言っていたはず。と、Lineで電話しましたら、ベルト交換はシャフトを抜かなくてもできる、と言われました。いやー。考えたものですね。てっきりシャフトを抜かないと交換ができないものと思っていました。

上の画像ですが、だれが見てもシャフトを抜く必要があるように見えますよね。

実は、中のプーリのセットネジを緩めで、下の画像でプーリを左に動かせば、右側にはずかなスペースができるんです。

下の画像でわかると思います。

この隙間からベルトを外すのだそうです。

ちょっと狭いので、外すだけでも苦労しましたが、なんとか抜くことができました。

予備のベルトがあったので、今度は逆に入れ込みます。

今度はスムーズにできました。

 

再度、今度は張力をビンビンに張ってラウンダを使いますが、若干良くなった程度でやはりまともに削れません。

スリップしすぐ止まってしまいます。

 

結論は、このベルトではどうしようもない、ことがわかりました。

Vベルトに交換すべく、まずはプーリを探さなくちゃ。

 

それより、本来の目的の丸棒をどう作ろうか。

 

PS.Chipsnobuさん、ありがとうございました。無事簡単にベルト交換ができました。