栗駒山は大地震により登山口への道路が寸断され、この2年間は入山出来ませんでした。その後「がんばろう栗原」の掛け声は我々にも届いていますが個人的な登山にはまだ不安がありました。今回、山の会「AWC4628」による企画があり、連れて行ってもらいました。山そのものは沢山の花々に包まれ、やさしく迎え入れてくれましたが途中の道路や山肌には生々しい傷跡が残り、自然の力の偉大さを見せつけられました。
行程は岩手県側の須川温泉から入山し、宮城県側のいわかがみ平へ降りるコースです。さあ、久々の栗駒山へご案内致しましょう。


まずは一関から須川温泉に向かうバスの中から、崩落した橋の姿が飛び込んできました。わざとこのまま残すのだそうな。
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6時に利府を出発し、8時半前に須川温泉到着。ここも最近営業再開したばかりなそうな。風貌は変わりなさそうです。
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まずは登山口である須川温泉足湯の前で記念撮影。本日は私も入れて11名でのツアーです。
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ガスの中にうっすらと山頂が。そしてワタスゲが迎えてくれます。
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緑豊かな登山道ですがよそ見をしたらアブナイ、危ない。
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こんな川を渡るんだっけかなぁ。覚えていません。
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どんどん晴れ渡って、山頂の形が見えてきました。
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最初の休憩地、昭和湖で一休みし、また元気に出発です。
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今回は時間的余裕からお花の撮影時間を頂きました。写真の順番にウラジロヨウラク、イワカガミ、ゴゼンタチバナと言うんだそうな。合ってますかぁ?
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秣岳(まぐさだけ)からの合流点に到着。もう山頂は近い。
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案内板には通行止めのコース(赤のコース)がたくさん。修復にはまだまだ時間が掛りそう。写真サイズが小さいので大きなサイズをご希望の方には送付致します。
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いよいよ栗駒山頂が見えてきました。
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せっかくの記念撮影なのにまたガスってきました。でも全員ゲンキ!?
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山頂で持参したオノミモノ、おつまみを頂き、更に元気になって宮城県側に下山開始。これがとても歩きにくい階段です。
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またしてもイワカガミ、そしてサラサドウダンって言うんだって。みんなは覚えてね。
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この残雪の形を下界から見ると「駒」、つまり馬の形に・・・見えますか?これを見て色々な農作業を始めるんだとか。
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13:30、ようやく全員無事下山、久々のいわかがみ平駐車場です。レストハウスはまだ営業していませんで秋にオープンだとか。トイレは完備されていますので助かります。あぁ~、スッキリ!!!
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帰りにバスで立ち寄った駒の湯温泉跡地。ここで土砂に埋もれ、7名の方が亡くなった。合掌。
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駒の湯温泉跡地から続く断層地帯。クリックすると連結したワイド写真になりますが現地の広大さ、荒々しさは表現出来ません。とにかく圧倒されます。これが地震なのですね。
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ご覧の皆様もお疲れ様でした。この後は営業を開始したハイルザーム栗駒でひとっ風呂浴び、帰りのバスはいびきも聞こえました。でも今回の登山で地震への備えと同時に「危険な中高年登山」も再認識し、装備や体力づくりに励みたいと思います。