乱葬崗

この前後からアニメと小説と少し違いますが小説ベースで書きます。
①公子達を拿捕→金光瑶の手下
②金光瑶に脅迫状を送付した相手
乱葬崗で画策は薛洋から陰虎符を取り上げた金光瑶が仕組んだもので魏無羨に罪をなすりつけて、仙宗百家をつぶそうとしたことは小説にも書かれておりました。②は誰か?ここまでくると聶懐桑であることは容易に推理はでき深読みをすると金光瑶によって薛洋が連れ去られた場合(もしくは死んだ場合)思思と侍女に証言させ、脅迫文を送付するという選択だったのかと思います。薛洋が死なず、魏無羨が協力した場合他の方法も用意されていたのかと。薛洋が生きていた場合はのちの章で金光瑶が観音廟から逃げるというシナリオを語っていたように金光瑶が持ち出す財産等を奪い逃げる方法も画策していたのかと考えまず。聶懐桑は金光瑶を失墜、兄の亡骸を取り戻させればいいのでしょうし、薛洋はやはり復讐と金。金光瑶を失墜させ、財産を横取りし逃走する方法も考えていたのかと思います。薛洋が本当に死んだかどうかですが、金光瑶からすれば薛洋は陰虎符さえ手に入れれば用済みなので死んだのかと思います。
 
雲霧江氏鄭
①思思と侍女に証言→薛洋から情報を得て確保していた聶懐桑
 
観音廟
①兄上の屍を頭と胴体をつなぎ合わせたもの→聶懐桑
②観音廟下の棺を掘り出したもの→薛洋から情報を得た聶懐桑
 
こんな感じでしょうか?金麟台の中にも協力者が必要ですから、薛洋が金麟台にいた時代に手下であったものも関与している可能性はあります。

魏無羨が死ぬ前も後も金麟台が陰虎符をめぐる策をめぐらせていたわけで、温情や温寧をかばったのも彼が恩義を受けていたというより江澄が逃げる、金丹を移植するためだったりするので、魏無羨は本当にかわいそう。それに虞紫鳶夫人や江澄にいつも「お前のせいで」と因縁ともいえる言いがかりをつけられ、因縁からの→一生懸命忠誠を尽くせと。なんか筋の悪い人みたいな親子ともどもの因縁。
雲霧江氏か滅ぼされたのだって魏無羨が目立っていたというより虞紫鳶夫人やの対応が悪かったのでは?と私なら言ってしまいそうです。江澄も魏無羨にいてほしかったのでしょうけど、母親の言い癖が抜けずそんな言い方しかできないのでしょうね。人は離れていきますよね。そんなんじゃ
 
アニメでは犬に囲まれて江楓眠が抱き上げるシーン→子供の魏無羨にでんでん太鼓を藍忘機が渡すシーンで江氏で育てられた庇護された時代から藍忘機とともに学び家族として生きていく人生にバトンが渡されたことが描かれていましたね。小説では第4章の木から落ちるシーン。師姉に受けとめられた過去から藍忘機に受け止められることで魏無羨が甘えられる人がバトンタッチされることが書かれていました。
 
しかし、ここまで深読みができるほどこの作品のプロットが深いということに感銘を受けました。中国がもっと寛容であったらこのような素晴らしい作品を読み続けられたのにと思うと本当に残念です。
なんとなく魔道祖師の感想も書き尽くした感もありますが、また気が向いたら書きます。明日からは天官賜福3巻を読み始めます。また皆様のブログを参考に読み深めたいと思いますので宜しくお願い致します。