小説を読むと魏無羨があまりにひょうきんで(死んでいたので精神年齢は22歳のままなので仕方ないけど)ダメ男に書かれているので、続編になれば藍忘機は先見の明ありではないけどさすが魏無羨を選んだねって書かれてほしいと思っています。

小説だと藍忘機がダメ男にひっかかってしまった感がぬぐえず・・よくあるの深窓の令嬢がやんちゃな男にひっかかった感がぬぐえません。(確かに強いイメージとの落差で藍忘機がまた惚れてしまうのは感じるのですけど、何分しゃべりすぎ、ひょうきんすぎ、かまってちゃんすぎ、 子供---アニメのほうが表面的な明るさと内面の暗さが描かれてよかったので、今回の小説は続編への精神的な成長ののびしろとしてあえてひょうきんにこどもっぽく描かれているのかと勝手に解釈して読みました)

 

江氏で育てた金丹は江氏に返し、今度は藍忘機と育てた金丹(姑蘇藍氏の家訓を理解している)で正道も収め、まだまだ不穏な仙宗百家を改革して、金陵と江氏が魏無羨が陥れられたような罠にはまっていくのを、助けるのかと思っています。

 

最終的には魏無羨と藍忘機は2度と騒乱が起こらないような世界をつくるのでしょうし、本当の意味で尊敬される人物になり、藍忘機が背負った魏無羨の不名誉も解消され、彼らの子供として多くの弟子を輩出していくと思っております。それは藍家の開祖の藍安が血縁を中心とした世家を作った開祖であったことから、男女のように血縁をつなぐことのできないふたりは彼だからこそできる、血縁に関係なく志でつながる門派を作っていくのではないかと思っています。魏無羨の前世は天才ゆえの傲慢さ、周囲からの妬みゆえの短命。現世は平凡ゆえの謙虚さ、努力、藍忘機の愛を基本とした金丹、藍忘機の愛からの長寿で前世よりも大きな人間になるというラストを望んています。アニメでは最後「家に帰ろう」なのでいずれ世代交代をすれば、2人で隠居生活をおくるのかとは思いますが、藍忘機も魏無羨が死んだことは経験済みなのでこれ以上悲しい思いもさせたくないし、2人の死期は数日違いで長寿(献舎された肉体の年齢差が藍忘機と7歳下で現世で結丹したとしたらほぼほぼ寿命は変わらなくなるということを作者の優しい意図として)、来世も出会うことを誓うラストであればいいなっと。作者が書く根底ははジェンダーレス、家柄も関係なく、人間は出会う人により変わり、個の人間の優劣はないという、すべての人間は同じということかと思いますし、世の中悲しいできごとばかりですから、ハッピーに終わってほしいと思います。

 

作者がお国の事情で書けないようですので、自分なりにこのようなシナリオの続編は出版されたと思い、気持ちを昇華させたいと思います。