4月15日に新刊『中学受験するミライしないミライ』という本が実務教育出版という出版社から発刊されました。私を含めた4人の著者による共著書です。

私以外のメンバーは、花まる学習会代表で教育界のカリスマ的存在である高濱正伸さん、才能タイプ子育て研究所所長の小川大介さん、プロ家庭教師の安浪京子さんです。

本自体は中学受験生、つまり小学生に向けた内容ですし、中学受験というのは東京などごく一部で行われているローカルなイベントですけれど、この本の魅力は、子どもたちの悩みや不安に、4人がそれぞれ違う角度や価値観から答えていることなんです。

中学受験そのものに関する問いだけではなくて、もうちょっと大きな問いにも答えていて、そこに四人四様のキャラが表れています。その一部を紹介したいと思います。


まず「なんのために勉強するんですか?」という問い。
本の中でこの問いに答えたのは高濱正伸さんです。2つの答えを提示しています。

1つは、勉強はやらされるものじゃないということ。人間にしかできない最高の遊びだとも言っています。

もう1つは、自分の頭で考える力を鍛えるためだということ。「どんな仕事がいい?」「だれと生きたい?」「何を幸せと感じる?」みたいなことは全部自分で決めるしかない。そのときに頼れるのが自分の頭で考える力であり、それを鍛えるために勉強をするんだと説いています。

次に「頭がいいってどういうことですか?」という問い。
これには小川大介さんが答えています。

頭がいいというのは、自分の才能を上手に使えている状態だと小川さんは言います。
自分では無理に頑張っているつもりはないのに、みんなにはなかなかできないことが楽に楽しくできていることってありますよね。その感覚をつかんで自らの道を選べるひとを頭がいいというのだと小川さんは言うのです。

なるほどですよね。

次は「努力って報われるの?」です。
これには安浪京子さんが答えました。

テストの点や偏差値や志望校への合格という結果が出ることを「報われる」というのであれば、「努力が報われるとは限らない」と安浪さんは言います。だけど、「努力したぶん、成長はできる」と断言します。

それを「報われた」と感じることができるのなら、努力は必ず報われるということができますよね。

最後に、私が答えた問いは、「将来の夢ってどう叶えるんですか?」です。
私の第一声はですね、「小学生にして将来の夢があるのか。すごいですね」です。
でもって、3行目には「超難問ですな。うーん、僕にはわからない。ごめん」です。

無責任ですねー。
ふざけてますねー。
ほんと、すみません。

そこから言い訳が始まります。
「でも、そんな方法をひとから教えてもらっちゃったら、つまらなくない?」と。

そこから屁理屈を並べて最終的には「夢は目的じゃなくて、充実を得るための手段にすぎないんです。だから結果的に叶わなくてもいいんです。夢がなくても充実した毎日を送ってるひとってそれはそれですごいよね」って言ってるんですよ、このひと。

・・・というわけで、反面教師にしていただければ幸いです。
 

 

※2026年4月16日のFMラジオJFN系列「OH! HAPPY MORNING」でお話しした内容です。