11月以降の勉強方法~一年の勉強指針も交えて~ | 仮面浪人医学部合格の記録&医学部生の受験勉強法解説

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都内国立工業大で仮面浪人した末、
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お久しぶりです。とっしーです。

つい最近、マッチングという医学部の就職活動も終わり無事第一志望に合格し、ほっと一息しています。

(医学部生の受験みたいなやつです…終わってよかった)

ちなみに僕は医科歯科には残らず外の病院に行くことにしました。近いうちに医学部の生活とか勉強法とか書けたらいいなと思ってます。

 

さて、今回は11月以降の勉強法について書いていきたいと思います。

今の時期、

・焦る

・自信を無くす、不安になる

・逆に自信を持ちすぎる、周りが見えなくなる

といった感じで不安定になってくる人が多いです。

今日は、一年の勉強方法から説明を始めて、なぜ不安定になるのかについて詳しく解説します。

もちろん対処法も説明します。

読み終えるころには少しでも受験に対して落ち着きを取り戻してもらえればと思ってます。

 

1,1年を通じた勉強のステージについて

 まず、勉強における必要な要素は大きく4つ、

 ・知識の習得(1st stage)

 ・思考の型の習得(1st stage)

 ・知識、思考の運用(2nd stage)

 ・実践中のミス、焦りを生じさせない挑み方の習得(3rd stage)

があります。

そして医学部志望の人でこれらの4つの力をどれくらい完成させるべきなのかの目安は

 

・1st stage:知識の習得&思考の型の習得

…大体7,8月までにやらないといけない内容。具体的にいえば、

  数学:一対一の対応、FOCUS GOLD、青チャートレベルを全分野

  英語:ターゲット1900をフル暗記、発展向けの英語長文で8行に1単語わからない単語があるくらい

      網羅型の英文読解書(英文解釈の技術100、Rise英文解釈を全シリーズ)

      長文読解の指南書をなにか一冊(ディスコースマーカー英文読解など)

      一般的な文法問題集を2、3周(Power stage, next stageなど)

  物理:定理の理解と網羅型問題集のある程度のマスター(為近の解法の発想とルール、物理のエッセンス、名問の森)

  化学:網羅型参考書と問題集のマスター(照井の解法カード、化学の新標準演習、新演習)

  生物: 網羅型参考書と問題集をマスター(生物合格77講、大森徹の最強問題集150問(文英堂))

 

のような感じになります。(詳しい勉強法は各ページ参照)

志望校別の目安としては、

 

上位国立医志望        上記記載の本で難度の一番高いものまである程度マスターしている

上位私立医、国立医志望  上記記載の本で標準をある程度マスターもしくは~最高難度のものをやっている途中

中堅私立医志望        上記記載の本で標準を一通りは終えている

 

という感じになります。

 

・2nd stage:知識、思考の運用

…大体8~10月くらいまでにやりたい内容。目安としては1st stageの内容の総復習+一つ難度の高い問題集の演習。

 つまり、

上国医   →今までの問題集のアウトプットを主体とした徹底的な復習。他演習教材でのアウトプット練習。3rd stageを並行で開始

上私、国医→今までの復習+最高難度のを進めるの継続

中堅医   →標準レベルの徹底的な復習+補助的に難度高めの教材を使ってもよい

 

という感じになります。

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本筋とはずれますが、

「自分の志望校に必要な勉強量、進度に満たないけど、そこに受かりたいんだー!」

という場合は、これからの時期は絶対に指導者が必要になります。

家庭教師でもよし、個別教室の先生でも、予備校駐在のフェローの先生でも良いです。

誰か見つけて、みっちり指導してもらいましょう。

「一人で効率を上げて伸ばす!」といって指導を拒む人もいますが、自分の志望する大学に受かるレベルの受験生は大多数がすでに効率よく勉強しており、それを抜かすのはかなり大変と思った方がよいです。そして、抜かすことが出来るのならそもそもそのレベルに到達しているはずという矛盾もあります(もちろん自分で頑張るのも自由です。それで勝ち抜く生徒もいました。)

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そして最後が3rd stage。10,11月から始めてほしい勉強です。

ここで伝えたいのが、多くの受験生が、3rd stageの勉強をきちんとしていないということです。

 

2.・実践中のミス、焦りを生じさせない挑み方の習得って?

3rd stageの勉強は端的に言えば過去問の勉強です。ですが、単純に過去問を解いて間違いなおしをするという意味ではありません。

端的に言えば

・過去問演習を通じて、テスト受験時の心の傾向、問題点を把握する

・問題点を一目でわかるように何かにリストアップし、対応策をたてる

・上記の対応策を用いながら、過去問演習をする

これの繰り返し

こそが過去問の勉強になります。多くの受験生が問題の間違いなおしまではするのですが、

・自分がどういうときに焦ってミスするのか

・自分のこんな解き方がよくないから〇〇して直そう

というところまで勉強できていない印象があります。

 

ぜひやってみてほしいです。

例を挙げると、

「俺、いっつも計算ミスする。なんでだろう。あ、まず計算がバラバラに書いてある。これじゃあどの問題の筆算かわからなくなって焦るわけだ。しかも、思い返してみれば計算ミスするときいっつも焦ってるよな。あれ何でだろう。ああ、その前の問題で時間をかけすぎたからだ。ん?そもそもなんで時間かかったんだっけ。ああ、この問題、文章を急いで読んだら条件間違えて初めからやり直したんだった。」

 

こんな感じです。これを過去問演習後に毎回やってノートにまとめてみましょう。そしてそれを頭に叩き込んでまた過去問で実践する。

これを繰り返すと気づけば、演習力は抜群に上がってきます。

 

また、指導者がいると効率は良いので、ちょっと学習状況がまずい場合や突破のためのきっかけがほしい人は、そういうことを質問できる人を見つけましょう。なるべく、長時間捕まえらる人が良いです。

とはいえ慣れれば自分でもできるはずなので、是非全員トライしてみてください。 

 

今回はここまでにしときます。明日は、具体的なテスト受験時に生じうる問題点とその対策について書いていこうと思います。