特級鶏蕎麦 龍介 土浦学園通り店 @土浦市 〜「特級昆布水つけ蕎麦 塩+薬味セット」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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特級鶏蕎麦 龍介 土浦学園通り店

土浦市


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【メニュー】特級昆布水つけ蕎麦 塩+薬味セット
【価格】1370円(特級分370円含む)+80円

[訪問時期] 2024年6月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏豚+魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 平打ち中太麺(200g)
[トッピング] (麺)海苔、スダチ、(別)チャーシュー2種、メンマ、ネギ、味玉、(薬味セット)穂紫蘇、白髪ネギ、わさび
[卓上] ブラックペッパー、一味、藻塩、餃子タレ、酢、ラー油



平日を狙って、オープンから1週間強の「龍介」さん新店へ。




10時45分着、先着の1台に倣って車中で待機していると、11時前に登場した次客3名が並びだす。
その後から5番手に並ぶと、龍介さんらしく11時には有難い早開けとなった。




この日まだ麺類は昆布水つけ麺の醤油&塩のみで、味噌と濃厚はリリースされていない。
中華そば、味噌そば、油そば等も「近日発売」とボタンが用意されていた。
メニューにチャーハンとか麻婆豆腐丼なんて有るのが面白い。
スタッフが「チャーハン美味しいですよー」などと推しているけど、OG県茨城らしくノーマルサイズしかないんだね。



まあ私はハナから塩狙い。

特製仕様の「特級」に「薬味セット」を買い足して、指定のカウンター席に収まった。




客席から少し距離のある厨房に浅野さんを見つけて久々のご挨拶。
スタッフは他に厨房に2名、ホールに2名。




小皿に藻塩を取ってスタンバイしていると、着席から15分ほどで神々しいセットが登場した。





■ 麺と昆布水
自家製の平打ち中太ストレート。
加水を若干抑えてハリとコシをフィーチャーしながらも、しなやかさや口どけ良い麺味も確り楽しめる。
前日に神保町の「MENクライ」で食べたふわトロのもち姫麺も良かったが、さすが龍介さん、こんなタイプの麺も捨て置けない。




麺を浸す昆布水には魚介メインの出汁が合わされ、軽い塩気が付いている。
魚介出汁を縫うように昆布の強い旨味が君臨する、こんな複層感ある昆布水なんて初めてだよ。



レンゲ上で藻塩やわさびを付けて食べるだけで、もう心を持って行かれる。
このまま「ニボコン」ライクな冷やし限定をやっても超美味しいだろう。




■ つけ汁と具
つけ汁ブワッとかます鶏油のインパクトに始まり、動物系出汁の分厚い旨味にガツンと殺られ、それを支える魚貝の穏やかさに心落ち着く展開。
動物系は豚もお使いのようだが、清湯離れしたパワーがある。




平打ち麺を浸けて啜るうちにつけ汁が変化、いや進化していくのが面白い。
出汁昆布水で魚介感が増したと思えば、初動で余り感じなかった蛤が温度の低下と共に頭角を現す。
いやいや、この蛤感も凄いね。
そうこうする内に、つけ汁中にたんまり入ったチャーシューからの旨味で、つけ汁はますます厚みを増していく。



そのチャーシューは肩ロースとバラが合わせて5~6枚ほど。
どちらももちろん上物で、つけ汁と一体化した肉汁が堪らない旨さ。




ちょい強めな塩気に慣れた舌には、味玉の甘味がデザートの様に感じる。
極太メンマもシャキコリ食感、薄甘な和出汁の味わい共に好み。
買い足した薬味セットでは穂紫蘇が珍しいが、個人的には刻んだ大葉の方が分かりやすいかも。




締めはオーソドックスに出汁昆布水でセルフ割り。
この昆布水割りも絶品。
途中でスダチをグリングリンと潰して爽やかにまとめた。
Pさんのレポを見たら動物出汁のスープ割りも有るようで、次回はそれも試してみたい。



■ 感想など
龍介さんの昆布水つけ蕎麦は4年ほど前に限定でいただきましたが、当時とは別ものに進化していますね。
麺、昆布水、つけ汁何れも絶品なので、あれこれ存分に楽しむなら麺200gでは足りないでしょう。
昆布水つけ麺の名作誕生。
餃子で飲んだりチャーハンも試したり、みたいな体験もいつかはしてみたいものです。

ご馳走様でした。
オープンおめでとうございました㊗️