奈つやの中華そば @大田区 〜「もちもち雲吞中華そば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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奈つやの中華そば

大田区(下丸子)


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【メニュー】もちもち雲吞中華そば

【価格】1150円(雲吞分200円含む)

[訪問時期] 2024年2月下旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏豚+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー2種、雲吞、メンマ、海苔、ネギ
[その他] 黒ラベル350缶(350円、メンマ付き)
[卓上] なし



行列に怯えながらも、そろそろ我慢できなくなって初訪問。
平日10時20分、流石に余裕で一順目を確保。
店前から隣の工務店前まで、待ち椅子が12脚並んでいる。



すぐに女将さんが出て来て「早くから有難うございます。寒ければほうじ茶を入れてあるのでお飲みください」。
笑顔が素敵で、全身に気立ての良さが滲み出ているような素敵な方だね。
ナツコ女将は巷ではあの治マスターの姪っ子さんと言われているが、実は従兄妹の間柄。




11時で20名弱、開店時25名ほどで、常連さんによればこの日はスローだったらしい。
ご出身の「びぎ屋」さんから贈られた暖簾をくぐる。
メニューはまだ中華そばのみ。




評判の「もちもち雲吞」付きをチョイスし、休みだから缶ビールも行っちゃうよね。




ほどなく黒ラベル缶が冷え冷えグラスと共に登場、追ってネギを載せたメンマ皿が提供される。
見た目ほど濃い味付けではなく、丹念に仕込まれたらしい熟成感がゴマ油風味と共に寄せて来る。
中々美味しいメンマだ。



飲み終えてから数分で中華そばが登場。




■ スープ
フワッと香る節に続いて、煮干しがじんわりと台頭。
鶏メインっぽい動物出汁が厚く支えて、煮干し魚介の旨味を前面に押し上げているイメージだろうか。
カエシは濃口の部類だが不必要に出しゃばらず、微かな甘味が優しいまったり感。
特に珍しくはない構成なんだけど、このバランス良い嵌まりようは何なんだろう。
素材バランス?醤油の旨さ?スープ温度?丁寧さ?。。。思い付く理由が全て当てはまりそう。




■ 麺
菅野製、全粒粉入りの細めストレート麺。
低加水麺を確り茹でたような、日本蕎麦にも通じる食感イメージのちょっと面白い麺。
歯応えの起伏より、啜り心地や小麦風味の華やぎ重視と思われ、これがスープに絶妙に馴染んでいる。




■ トッピング
肩ロースとバラ2種類のチャーシューは、ジューシーで旨味たっぷりの逸品。
ビールのオツマミでも楽しんだ熟成メンマ、パリッと風味高い海苔。




しかしそれらが霞んでしまうほど衝撃的だったのが、もち小麦を使った雲吞。
歯を入れた途端に吸い付くようなムチモチ感で、皮が厚めで大きい分ゆっくり存分に楽しめる。
生姜ほんのりの肉餡も悪くないけど、完全に皮に心を持って行かれた。
これが3個も入っているのだから今後も必食。




■ 感想など
全体として隙がない一杯でしたが、とりわけ丁寧さが滲むスープともちもち雲吞が印象に残ります。
こういうラーメンは流行り廃れなくファンの心を掴み続けるでしょう。
更にお店の雰囲気に止めを刺されて、幸せ感いっぱいな滞在でした。

ご馳走様でした。
遅ればせながらオープンおめでとうございました㊗️