中華そば 多繋 @豊島区 〜「白豚味玉(麺少なめ)」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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中華そば 多繋

豊島区(池袋)



[訪問時期] 2024年2月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚+魚介/乳化
[味] 塩
[麺] 手もみ太縮れ麺(150g)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、海苔、ネギ2種、味玉
[卓上] ホワイトペッパー



昨年12月オープンの「中華そば 多繋」さんへ。
「麺匠 潮」さんご出身で、その2号店「Ramen & Bistro ushio ueno east」の店長さんから、同じ場所で独立。
同店閉店から5年近くの間を置いて、今般池袋で再スタートを切られた。
私は「ushio ueno east」時代にお邪魔して以来。
今年に入って「白(塩)」が始まったが、全くそのレポが上がらないのが気になっていた。
平日10時50分、マンションの前に5名ほどが並んでいて、聞いたらかき氷屋さん目当てらしい。
階上に上がってPP、開店時も私だけとちょっと拍子抜け。



タッチパネル券売機で「白豚」の味玉付き、麺少なめをチョイス。



少なめと言っても通常並サイズの150gで、デフォルトは200gある。



真新しい店内は厨房がカウンター席より高い位置にあり、ホール担当のバイト君にずっと見下ろされている感じなのがちょっと気になる。




3分ほどで後客が来てからは、視線はそちらに変わった(笑)
着席から5分ほどでラーメン登場。




■ スープ
思いがけずライトに乳化したスープ。
飲めば節系中心の魚介がガツンと先制し、それを豚の分厚い旨味が包み込んでいく。
感覚的にはライトな豚魚の塩味。
「塩豚魚」カテゴリーが有ったら迷わずそれに分類する。
キリッとした塩気と円やかな豚魚が拮抗して序盤はナイスバランス、でも徐々にちょっと味の膨らみがもどかしくなって来る。
やはりこのタイプには醤油の旨味も必要なのかな。




■ 麺
店内で製麺、手もみで入念に圧延したボコピロ太縮れ。
基本好きなタイプの多加水麺なのだが、この麺は特に弾力とモチモチ感が際立っていて、ふり幅の大きな噛み心地を楽しめる。
これには殺られた。



■ トッピング
大ぶりで厚みある肩ロースチャーシューは、どうやら吊るし焼きのようだ。
ちょいレア色を残し、肉肉しくもしっとり軟らかな肉を噛み締める度に、炭香を載せた旨味が滲み出る。
文句なしの逸品。




味玉はちょい緩め、でも甘味にはほっこり。
一方でシナシャクメンマの甘味はちょっと浮いている感じがした。
青・白2種のネギを巧みに使い分けていて手抜かりない。




■ 感想など
豚魚ライクな塩スープ、ふり幅大きい食感が印象的な自家製麺、しっとりジューシーに焼かれた大判吊るしチャーシュー。
中々出会えないタイプの一杯に満足しました。
でもこのスープなら何となく醤油の方が合いそうですね。
醤油を「豚骨魚介」に分類している方がいないので、多少スペックが違うのでしょうか?

ご馳走様でした。