饗 くろ㐂
台東区(浅草橋)
【メニュー】特製塩そば
【価格】1650円(特製分500円含む)
[訪問時期] 2023年12月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鶏+魚介/清湯
[味] 塩
[麺] 手もみ中太麺(150g位)
[トッピング] 豚チャーシュー2種、鶏チャーシュー、鴨チャーシュー、ワンタン、鶏団子、メンマ、ドライトマト、味玉、ネギ、生姜ペースト、生粒胡椒
[卓上] 醤油、コショウ
もう10年ほど遠ざかっていたが、最近お2人のお弟子さんの店で感激したこともあって、移転を機に久訪してみることにした。
整理券制ではなくなったので、取り敢えず10時半に行くとポール。アラマ
お店のファサードはガラス張りで、高級そうな焼き物がずらっと陳列されている。
5分後に女性スタッフが現れ、「早くからお並びいただき有難うございます。」と食券購入の案内がある。
液晶券売機で即座に「塩そば」ページを開き、特製にタッチ。
因みに食券回収は開店直前で、その際に「細麺か手もみ麺か」の希望を聞かれ、もち性小麦らしい手もみ麺でお願いした。
外国人には英語対応しているから大したものだ。
数分早開け時には15名強。
大将以下の出迎えを受けて、カウンター最奥席に収まった。
店内にも高級食器の陳列が凄い。
スタッフは厨房内に助手男性、ホールに先ほどの女性。
着席から6分後、大将の手によって神々しい一杯が届けられた。
■ スープ
ひと口目、シンプルな鶏塩清湯と感じた瞬間に、奥から湧き起こる魚介群。
序盤はパワフルな動物系の旨味が優勢だが、上質な和出汁感の膨らみは止まらず、ピタッと拮抗バランスに嵌まってからはもう旨味の洪水状態。
力強くも上品で、飲む度に混然感と複層感が入れ替わるようなスープに、レンゲを運ぶのが楽しくなる。
連発のため息、多分お隣さんに聞こえてただろうな。
■ 麺
チョイスした手もみ麺はソフトに揉んだ感じの中太うねり系で、良く見るボコピロ麺とは異なる。
吸い付くようなムニュモチ感は、間違いなくもち性小麦配合だろう。
此方もこう来たか。
このエアリー食感と即座に溶け出す麺味は、好みど真ん中のうっとりレベル。
■ トッピング
豚2種、鶏、鴨の豪華なチャーシュー陣。
豚はバラと肩ロースかな? どちらも吊るし焼きっぽい。
程よく肉肉しい食べ心地に炭香混じりの旨味満載、文句なしに美味しい。
鴨ロースも上物。
ほんのり生姜が香る鶏団子、チュルトロのワンタン、トレードマークのドライトマト。。。バリエーション多過ぎて良く覚えてないのだが、とにかく全てに隙が無かった。
あ、生粒胡椒は私的には刺激が強かったかな💦
味変用の生姜ペーストはパンチ狙いではなく穏やかに風味が載ってくるイメージで、後半溶かし込むと更にスープに深みが増してくる。
■ 感想など
「くろ㐂」さんで10年以上ぶりにいただく塩に感動。
当時はピリッと張り詰めた雰囲気が苦手でしたが、今日はそんなこともなく、ゆったり食べると美味しさもひとしおですね。
全てに隙のない一杯の中で、特に麺が印象的でした。
これを機に、いずれ再訪してみたいと思います。
ご馳走様でした。
遅ればせながら、移転再オープンおめでとうございました。