麺ゃ花ょ @小田原市 〜「こってりらーめん」他 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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麺ゃ花ょ
小田原市(小田原)


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【メニュー】こってりらーめん
【価格】730円

[訪問時期] 2022年8月下旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚骨/白湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、木耳、ネギ
[別注文] もつ煮ブラック(300円)、サッポロ黒ラベル中瓶(550円)
[卓上] コショウ、一味(もつ煮用)、刻みニンニク(らーめん用)



麺友さんと小田原に移動して、7月末オープンの「麺庵 ちとせ」さん2号店へ。
「小田原ぶらり横丁」はドンキの地下と覚えていたが、入口は独立している。



階段を下るとラー博チックな薄暗い空間があり、週末の12時半頃にも関わらずガランとしている。
当店も先客ゼロ、これには要らぬ心配をしてしまうが、まあ入ろう。



「麺や花よ」では曙橋時代の5年前に背脂煮干を食べたが、この新店のメニューは豚骨99%の「こってりらーめん」と、豚骨+魚介の「こっさりらーめん」2本立て




気分的に「こってり」をチョイス。
せっかくだから🍻しましょうか。



らーめん調理はちょっと遅らせてもらい、先ずは「もつ煮ブラック」をアテにビールで喉を潤す。
このもつ煮、ラーメンスープで炊いたようなコクにバシッとブラペが効いていて、間違いなくビールが進む君だね。




因みに三嶋さんは不在で、店長さんと女性スタッフの2名態勢。
やがて「こってりらーめん」とご対麺。
お願いすると刻みニンニクを添えてくれる。




■ スープ
トロンと濃厚なスープは、豚骨をとことん炊き出した感満載。
北九州や久留米の濃厚豚骨に醤油感を加えて、東京豚骨寄りに振ったイメージだろうか。
もちろん旨味は良く抽出されているが、無化調でカエシも穏やかめなため、あと何か最後のひと押しが欲しいところ。



刻みニンニクを多めに投下すると、全体がビシッと引き締まってパンチアップ。
「今日の一杯」で触れているように、マー油でシフトチェンジなんて最高だろう。



■ 麺
自家製の加水低めな中細緩ウェーブ麺。
序盤はムギュパツな高反発、スープを吸うに連れてしなやかさとネチモチ感にシフトし、麺味が滲み出てくる。
麺の硬さについては何も聞かれなかったし、明らかに九州系とは違う路線を狙っている。
このスープにはお似合いだと思ったけど、替え玉でパツパツの博多細麺とか出すのも面白いかも。



■ トッピング
たっぷり載せた木耳と青ネギは九州ライクだが、存在感ハンパないデカチャーシューがご当地感を追い払っている。



ローストポークを更にグリルしたような、肉肉しさいっぱいの食べ心地。
ただ何かなぁ。。。三嶋さんの極上チャーシューを知っているだけに、まだ伸びしろがありそうな気もする。




■ 感想など
九州系の濃厚ラーメンを若干感じさせつつも、全体の仕上げは関東風のオリジナル豚骨。
三嶋さんらしく無化調に拘りながら、とことん突き詰めた感が伝わる逸品でした。
さて課題はこの環境。
「ぶらり横丁」4店のうち3店がラーメン店で、その再活性を期待されての出店だと想像しますが、当店以外には「博多長浜ラーメン翔龍」と豚骨メインの「ラーメン春樹」、まるで豚骨縛りがコンセプトのような布陣です。
今のままではちょっと厳しそうですが、どう凌いでいくのか、期待と共に見守りたいと思います。

遅ればせながら新店オープンおめでとうございました㊗️
ご馳走様でした。