焼麺 劔 三郷店 @三郷市 〜「目玉焼麺」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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焼麺 劔 三郷店
三郷市(新三郷)


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【メニュー】目玉焼麺
【価格】840

[訪問時期] 2022年4月上旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 豚骨+野菜/白湯
[味] 醤油
[麺] 鉄板焼きした太縮れ麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー、目玉焼き、メンマ、ネギ、(別)味変用鰹節
[卓上] ブラックペッパー、一味、おろしニンニク、紅生姜




天気も悪いので比較的近場の未訪店へ。
定刻5分前に着くと既に開店済みで先客4名、その後も結構な客入りでほぼ満席状態。




メニューは基本焼麺とラーメンの2種類で、高田馬場の本店も未訪だし、名物の焼麺を目玉焼き付きで食べることにした。




食券を渡すと「大盛り無料ですが」と言われるが、小食派としては自粛。




すぐに鰹節&魚粉が入った小すり鉢が届き、ご自分ですり潰してお待ちくださいとのこと。
焼麺は提供まで時間がかかるので、この体験型アトラクションを挟んでいるようだ。




提供までは15分ほど。
焼麺が豪快にはみ出した写真を見ていたのだが、届いた一杯は麺が完全に沈んでいる💦
オンリーワン的な映えと、カリカリ感から試したかったのが叶わず、いきなりテンション下がってのスタート。
大盛りにすれば違ったのかなと少し後悔した。




■ スープ
トロンとしたスープは、豚骨と男爵芋主体の野菜ポタージュを合わせた「豚骨ベジポタ」。
豚骨・ベジがイーブンぐらいに感じ、野菜由来なのかナチュラルな甘味混じりで、醤油感を円やかソフトに包んでいる。
ちょっと経験したことがない不思議感覚だけど、くどさも重さもなく飲みやすい。
焼麺から徐々に落ちる香ばしさで、スープにコクが出ていくのもポイントかな。




中盤からセルフですり潰した鰹節&魚粉を投下すると、マイルドな豚骨魚介スープに変身。
例えれば「井の庄」系の「濃菜麺+魚ベジ」みたいな展開に近く、目先を変えてくれるけど、全体に拡散させると魚介感がボヤけるので、スポットアクセントに使った方が良いかも知れない。



■ 麺
やや扁平な太麺をいったん茹でた後、鉄板で焼いてある。
片面をラードで香ばしく焼き、仕上げに蒸し焼きにして一方の面のモッチリ感を出しているそうだ。
水没しているのでカリッカリという訳にはいかないけど、硬軟入り混じる食感と風味は新鮮。



麺が解れてくると、焼かれてない部分をラーメンらしく啜れるようになる。
コシの残ったモチモチの多加水食感、これも悪くない。



■ トッピング
丼に横たわるバラチャーシュー、コリコリ食感の太メンマ、青ネギとシンプルな構成。



ホロヤワのチャーシューは脂身もしつこくない上物で、お店によれば何やら秘伝の方法で作られているらしい。
半熟の目玉焼きは見映えは華やかなものの、どう食べて良いものか、ラーメンの具として意外と微妙なスタンスだった。
やはりライスのお供が最適なのか。




卓上調味料もひと通り使ってみた。
ニンニクの相性は言わずもがなとして、紅生姜を口に含むとスープが博多豚骨のように感じられて面白かった。




■ 感想など
硬焼きそばとモチモチ中華麺が入り混じるような焼麺。
豚骨ベジポタをベースに、焼麺の香ばしさや鰹魚粉、ニンニク、紅生姜による変化が楽しいスープ。
ラーメンとしての完成度はそこそことしても、個性と展開の妙で食べ手を満足させる一杯でした。
夏場に提供されるビシソワーズのような冷製つけ麺も評判良さげなので、いずれ此方か本店で試してみたいと思います。

ご馳走様でした。