つけめん さなだ
足立区(北千住)
【メニュー】特製まぜそば(小盛)
【価格】950円
[訪問時期] 2021年12月中旬(休日) 昼
[注文方法] 口頭注文、前払い(他のメニューは券売機にて)
[タレ] 鶏+魚介/醤油ダレ
[麺] 太縮れ麺(通常250g→小盛で180g)
[トッピング] 刻みチャーシュー、刻み鶏チャーシュー、鶏ほぐし身、バラ海苔、メンマ、卵黄、鶏節、玉ねぎ、ネギ、フライドオニオン&ガーリック、マヨネーズ、辛味、魚粉、半味玉(小盛サービス)
[その他] スーパードライ中瓶(550円)
[卓上] ブラックペッパー、グレープフルーツ酢、一味、刻みニンニク(頼むと出してくれる)
2年ぶりに「さなだ」さんへ。
移転を機にちょっと上品寄りにメニュー替えした当店だが、かなりジャンクそうな「まぜそば」をやっていると知り狙って来た。
週末の10時45分、行列を予想して角を曲がったら店前は無人で、咄嗟に臨休かと逆に焦る💦
開店時には4名と以前ほどの客足ではないらしく、開店後じわじわと満席になっていく感じだった。
券売機には表題ボタンがなく、和装の女将さん聞けばこのメニューのみ現金対応とのこと。
その場で前払いし、ビールの食券だけを買ってお渡しする。
麺量は小盛180gの設定もあり、半味玉サービスとのことなのでそれでお願い。
女将さんからの指示されたカウンターの最奥席は、詰め気味に仕切られ、隅切りしてあったりしてちょっと狭い💦
出されたビールをぷはーしながら、注意書きなどを読むうちに、10数分経ってやんちゃそうな一杯が登場。
刻みニンニクをお出しいただき、ではいただきます。
■ 特製まぜそば
麺は浅草開化楼に特注の太めな強縮れ。
多加水麺を気持ち確りめに茹で、弾力性とモチモチ感を際立たせており、汁なしの麺としてはジャストな仕上がりに思える。
麺に絡んだタレは、魚介を仕込んだ醤油ダレとご自慢の大山鶏油を合わせたものだろう。
この円やかで飽きの来ないタレ味が、ジャンクで混沌とした全体の味わいを支えている。
具の何と多様なこと。
バラ海苔、魚粉、鶏節、フラガリ、マヨ、辛味あたりが、タレとシナジーしてちょっと和風寄りのカオスな味わいを作り出す。
そこに時折り肉やメンマの旨味が加わり、卵黄が全体を円やかに包み込む。
序盤過ぎから刻みニンニクを大量投下すれば、複雑怪奇な無秩序感がブーストして、やんちゃ度が激増し。
てんでバラバラっぽい味わいが、余韻で全てビシッと重なり合うのが素晴らしい。
フラオニやフラガリの食感アクセントも、絶対的にジャンク性を高めているね。
終盤は卓上のグレープフルーツ酢を数滴垂らして爽やかにまとめ、オーラスはポットの割りスープを拝借して魚介感を高めてゴクッと締める。
このフィナーレもポイント高い。
■ 感想など
具材の多様な味わいと食感がジャンクに重なり合うまぜそばに大満足。
二郎系の店に勝るとも劣らないやんちゃなガッツリ感の一方で、どこか上質感も漂うのは、鶏魚介醤油と大山鶏油がベースだからでしょう。
このメニューが加わったことで、メニューの幅が大きく広がりましたね。
ご馳走様でした。