中華蕎麦 鳴神食堂
高崎市
【メニュー】塩中華蕎麦
【価格】750円
[訪問時期] 2021年4月上旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 蜆+鯛/清湯
[味] 塩+白醤油
[麺] 中細麺(150g位)
[トッピング] 鴨チャーシュー2、鶏チャーシュー2、鯛ほぐし身、小松菜、三つ葉、ライム
[卓上] ミル挽きペッパー?
昨年11月オープンのお店なのだが、Rさんのレポを拝見するまでノーマークだった。
ガラス張りの新しいお店で、入口には「妙見茶屋」と彫られた一枚板の看板が掛かっている。
調べてみると、元々は市内妙見寺山門前に本店を構える和菓子屋さんの支店があったようで、それを居抜き改装したようだ。
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 蜆+鯛/清湯
[味] 塩+白醤油
[麺] 中細麺(150g位)
[トッピング] 鴨チャーシュー2、鶏チャーシュー2、鯛ほぐし身、小松菜、三つ葉、ライム
[卓上] ミル挽きペッパー?
昨年11月オープンのお店なのだが、Rさんのレポを拝見するまでノーマークだった。
ガラス張りの新しいお店で、入口には「妙見茶屋」と彫られた一枚板の看板が掛かっている。
調べてみると、元々は市内妙見寺山門前に本店を構える和菓子屋さんの支店があったようで、それを居抜き改装したようだ。
13時着、先客10名近くでカウンター左奥に滑り込んだが、たまたまタイミングが良かったようで、すぐに満席となり中待ち発生。
メニューは3種の中華蕎麦にあえ玉2種とシンプル、追加トッピングの表示も見当たらず、この日は御飯ものも売り切れとか。
此方でも塩を食べてみることにした。
此方でも塩を食べてみることにした。
店主さんが「柴崎亭」ライクに麺線を整え、ほどなく凛とした麺顔の一杯とご対麺。
■ スープ
蜆を軸にした数種の貝と、真鯛のアラを合わせているとのことで、とにかく潮感満載。
蜆の旨味が主役だが、鯛も決して埋もれずに、この両者が複層感で迫る展開は未体験ゾーン。
白醤油由来の仄かな甘味が混ざる塩味とバランス良く、のっけからレンゲが止まらない。
初期からかなり変わっているらしく、試行錯誤の上の自信作だろう。
ところが、甘い味付けの鯛のほぐし身が徐々にスープに拡散し、甘味の増幅がちょっと気になり始める。
隣席の更に先にペッパーミルが置いてあり、後半使いたくなったが、余りにも遠くて断念した。
隣席の更に先にペッパーミルが置いてあり、後半使いたくなったが、余りにも遠くて断念した。
■ 麺
厨房内の製麺機で打たれた、全粒粉入りの細めストレート。
箸で持ち上げると「バリカタ」レベルの硬質感で、カチッと決まった麺線から剥がれるようなイメージ。
食感的にも強いハリとコシ、パツッとした歯切れが特徴だが、ゴワッとした感じではなく若干のしなやかさもある。
かなり個性的な麺で面白く、お好きな方は多いだろう。
個人的にも悪くはないのだが、このスープにはもうちょいソフトな表情がお似合いかなとも。
個人的にも悪くはないのだが、このスープにはもうちょいソフトな表情がお似合いかなとも。
■ トッピング
瀟洒に盛り付けられたトッピング。
軟らかに仕上げられた鴨ロースは、どこか洋風な甘酸味に燻製香がのってくる。
重厚な赤ワインでも片手に摘まんだら最高だろう。
鶏ムネ肉の低温調理はレア加減ジャストで、その肉質と旨味は上質な素材を使っていると思わせる。
鯛のほぐし身は、鯛を甘酒に漬け込んだ上で炒ったものだとか。
軟らかくパサつきもなく、スープに厚みももたらすのだが、上述の通り甘味には若干くどさを覚えた。
軟らかくパサつきもなく、スープに厚みももたらすのだが、上述の通り甘味には若干くどさを覚えた。
小松菜のジャキッとした食感は良いアクセント。
ライムは周囲に爽やかな酸味を落とす。
ライムは周囲に爽やかな酸味を落とす。
■ 感想など
変哲ないメニュー名からは想像も出来ない、オリジナリティとプレミアム感に溢れた一杯。
「蜆と真鯛の塩蕎麦」的に、1000円位の限定で出されても納得しちゃいそうで、これが750円とは恐れ入ります。
若干気になる部分もありましたが、あくまでも個人的見解。
店主さんはじめスタッフのご対応も気持ち良く、いつか戻って来たいと思わせるお店です。
ご馳走様でした。